紫陽花の夢


紫陽花の咲き誇る庭園は

私の心の奥深く

夢の中で行ける場所


ふと訪れては

すでにそばにいない人達との

会話を楽しむ


夢でしか逢えない人々

遠く過ぎ去った過去

私だけが未来を語る

彼らは微笑んでそれを聞く


目が覚めると

はらりと花が落ちるような

涙が

きっとこれは嬉しいから

絶望を癒す語らい

失われたものの、ひとつの行方

紫陽花の庭園は静かに佇む

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

滔々詩集 『ゆめまぼろし』 花映ナナエ @Hana_Nanae

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ