桂小五郎、池田屋事件の小説です。冒頭は静かです。だんだん独特の、削ぎ落とされた短い文が登場してきます。気づいたときには淡々とした文の虜になっていました。湿気、雨、冷たさ、生温かさ。クライマックスの池田屋事件、第4話の圧倒的なかっこよさはたまりません。