AIには、採点表を作成し、どのように読むべきか、どこを批評すべきか、こちらから指示してあげている。AIがリソースを節約して、ちゃんと読んでない場合は、テキストを分割する。
そうするとAIが誤読している箇所が浮き彫りになる。誤読の質を吟味すると、「これは人間でもうっかりするな」というケース、「これはAI特有のさぼりだな」というケースの二つが出てくる。前者は推敲するかどうか考える。前者で推敲対象外と思ったケース、および後者のケースは、新しいセッションで誤読防止のための「種明かし」を入れて、再度採点表に沿って読ませる。
再度読ませた場合の採点結果を見て。もう一度判断する。
AIは「テンプレとの距離感」「よくある批判」「ありそうな誤読」を事前にキャッチするために使う。
もう一つの使い方は、年代国籍、「おまえは俺のファンだ」と指定して、徹底的に褒める感想文を書かせる。意外なところに意外なフックが隠れているのを発見できて、面白かったりする。
なお、すべてのAIに言えることだが、アメリカ時間で深夜帯の時間にAIを動かす方が、質の良い回答が返ってくる。
作者からの返信
@harumaki1998さん
お前は俺のファンだ。
え、いきなりそんなの押し付けて大丈夫ですか……(笑)
やってみようかな。AIさんもいい迷惑でしょうが。
どんなことを言ってくれるんだろう?……ただでさえぺらぺらとウザいのに(笑)
すごい、採点票まで作って使いこなされているのですね。
或る程度の文字数を読み込ませると最後のほうになるにつれて支離滅裂になっていくので、どっちが矛盾を指摘してるんだか分からないことになっていきますが、分割して、こちらから指示したことだけを精査させるのは便利そうですね。
わたしは全ての作品はテンプレだと思ってる派なのですが、AIに丸投げして「人気があって受けのいいテンプレ」をただ吐き出させるようなのを、自作として出して欲しくはないですね。
その昔フォトショップなどが出てきた時に、誰だったかさっぱり忘れてしまいましたが、
「ソフトを使って絵を描くようになったとしても、巧い人はやっぱり巧いし、下手な人は下手」
と言ったアーティストがいます。
AIを使用した小説もそうなっていくのでしょうね。
正に仰る通り、現在の生成AIはただの統計的な割り当てで、まったく「思考」してないんですよね。
「思考」プロセスを基幹モデルに組み込んだAIが現れた時、真のパラダイムシフトが起きるのかもしれません。
ちなみに、AIによると少なくとも次世代型ではなさそう、だそうで。
でも、統計的な割り当てだけであれだけ(あたかも)人間らしい文章を作れるのはやっぱりすごいなって思います。
逆説的には、「思考」をせず、「割り当て」だけで会話してる人間も一定数居るということなのかな、などと思ってしまいました。
冷静な分析で、大変ためになる内容でした。
ありがとうございます。
作者からの返信
ジャパンプリンさん
1秒で批評が出てきますからね(笑)
なんだあれw
思わず「こちらがテキスト入力している時から文面をサーチしてますか?」ときいてしまいましたよ。
何回か繰り返すうちに、「これは読んでないな」と確信できました。
というのも、わたしが実験として投げ込んだテキストは、「ほとんど説明がない」「ほとんど登場人物が語らない」ものだったのです。
なのに、「語らせすぎ」と言いましたから(笑)
そこまで削ったら小説として成り立たないでしょと。
AIの批評を鵜呑みにしていたら、味もそっけもない代物になってしまいます。
人間が書く物はその「癖」に魅力があるのです。
多弁なキャラがいてもいい、説明が過剰でも過少でもいい。
AIがバグと判定するところにこそ魅力がある、というのはその通りだと思いました。
応援コメント部分
AIをどう使ってどう回答されたかがのっていて、私なんかはあるあると思いつつ、ほかの人も興味があるんだな、そこを書いてくださってありがたいなと思いました。その感性こそAIにないものだと思うのでこれからも大事にしていただいてその感性によって書かれるものを読みたいと思いました。
感想部分
コメントからで恐縮ですが下記がとてもしっくりきました。稀まで含めて。
>ただある瞬間にぴたっとAIと波長が合う時もあって、そういう時は、偶然とはいえ、頼れるパートナーに見えることもありますね。
稀にですが。
あとはAIの批評に関して思うことは、AIの批評なんて跳ね返せばいいと私は思うんです。跳ね返せないならその程度の作者のエゴだったということで。
あとはあとは、AIの中でもエージェント型でゴリゴリに自分の思想を入れるとアウトプットの質も1段階上がると思うので是非余裕があればその世界を覗いてみても面白いかもしれません(派手にお金かかりますが)
作者からの返信
みやっちさん
わあ、みやっちさん。つい先日、流し読みしていた時に御作「今日も、どこかのホームで」が偶然目に留まり、つらつらと、
ああそうなんだ、文学畑や純文畑の目からは、あのテンプレのなろう系は、「ネット小説ならいいけど本来なら出版してはいけないもの」くらいの偏見があるけれど、そうじゃなかったんだ、初期のネット小説には確かに沸き立つ熱や勢いがあったんだ。
そして「ご都合主義すぎる」「俺ツエエ」「モテないおっさんのハーレム願望ダダ洩れ」だの言いたい放題いわれているものであっても、確かにそれによって救われた人、元気が出た人、いえ、それよりも何よりも、
電車に飛び込むことなく、続きを待って明日を生きる活力
これを得ていた人たちが、この作者のように、いるんだ。
その生の声を知れてよかったな……。
そんなことを想っていたのですよ!
本当に通りすがりに読んでいて、通りすがりらしく、まったく素通りしてしまい申し訳ありません。
辛いことなんか見たくない、温かいスープで癒されたい、困難があっても次回ですぐに回避、そんな筋立てによって、会社からの帰り路に、真夜中に、翌朝に、心の逃げ場を作っていた人たちがいたんだなと、あなたの「今日も、どこかのホームで」によって、はじめて実感できたのです。
AIによって、「テンプレどうぞ」と簡単に生成できてしまう昨今のランキングは嘆かわしいの一言なのは同感です。
そうじゃない。
粗削りでもいい、もっと血わき肉おどるものを……これからも目指していきたいですね。
AIの文章を色々と読んでいるとだんだんこれはAIかな?と思う書き方が分かってくるので、何かしらのある法則に従っているんだろうなという感じはします。
とは言え、AIの恐ろしい所は成長スピードが著しく早い所で、来年にはもう全然違うことになっている可能性がある所かもしれません。
なっていない可能性もありますが、ある日突然今までの常識が通用しなくなる時が来るかもしれないという可能性ができてしまったというのは恐ろしいですね。
作者からの返信
猫目孔雀Mk-Ⅱさん
わたしのスタンスはAIを使ったらそれはAI小説なんです。イラストも同じです。AIイラスト。ただそれだけ。
誤字脱字のスキャンだけならいいんですけどね~。AIっていろいろ余計なことを言ってくるので、あれに釣られたら、その人の性格といってもいい文体そのものが、きれいに均されてしまうでしょうね。
三年前はとてもじゃないけど使えないものだったAIが、今ではすっかり創作世界に足かけてますよね。
今後、AI使用か、そうでないか、ジャンルを分けるべき時がくるのかもしれません。
なるほど、そういうことでしたか。
誤字脱字や表現の揺れなど、機械的に抽出できるものに関しては、便利な気がしますが、読解しているわけではないのなら、批評させるは無理なのですね。
作者からの返信
時輪めぐるさん
秒で出てくる批評なんて(笑)
最初こそ面白がってましたけれど、だんだん目が滑るようになってきて、ついにはまったく読まなくなってしまいました。
誤字脱字や表記ゆれを見てもらうには便利ですよね。でもそれしか頼んでないのに、ごちゃごちゃ余計なことを言ってきますよね(笑)
そして別のAIに頼むと、これまた全く別のことを言う(笑)
何十回か批評させてみたら、「パターンで回答してるだけなんだな」と見えてくるものがありますよ。
面白い考察とAIとの問答でした。仕事で使うときも結局ルーティンワークとか、教科書にはどう書かれてんの? 的な調べ物、あと自分の考えの抜け漏れチェックとかの壁打ちですかね。文章は綺麗なの出してくるんですけど、なんつーか定型的なんですよ。例えばクライアントとかへの謝罪文書かしても、通り一遍の詫びは丁寧に書いてあるから気を鎮めてもらうくらいにはなっても、その次の、じゃあこれからどうすんの的な建設的関係のとっかかりとか全く書けませんし、それを要素として下書きしておいても、「それじゃ気持ち動かねーだろう!」と突っ込みたくなる表現になるというか。結局誤字誤用のチェックにしか使わないことが多いです(てかそれすらやってない)。まあ上手くやれば自分のインスピレーションを刺激されるようなオモロイ表現を、偶然出してくれることはあるかもですけど。あと、高度にマーケティングが進んだパターンに沿った作品を出力するのには向いてるんじゃないですかね。これが感情を揺さぶるんだとか、快楽報酬の与え方とか、万人ウケする展開とか、そういう「面白さの技法」徹底的に研究されてますし。これからそんな「面白い作品」はAIが量産するんじゃないでしょうか。ただ、同じパターンの繰り返しにはなりそうですが。
一方そういうパターンから外れるノイズは一絡げでノイズ扱いしかしないでしょうから、批評には本質的に向いてないんじゃないかと。正確に言えば、読者の一般的反応予測とか、技術的破綻があるか、とかの批評はできるんでしょうけど、人間の批評家が持つような、その作家の人生経験が滲んでいる面白さとか、例えば抑圧者の叫びみたいな社会的文脈への実存的反応とかを評価することはできないでしょう。なので使うなら、丸ごと読ませて批評させることにはほとんど意味がなく、誤字チェックや構造解析、あとは表現を練るための壁打ちとかに使うのがいいんじゃないかなーと思っています。
作者からの返信
アオノソラさん
きれいに整ってはいるけれど、心に引っかかる文章にはならない。まさに、これがAIの最大の弱点かなぁと。
雑、下手、過剰。
意外とこういうところに人は魅力を見出すので……。
ただある瞬間にぴたっとAIと波長が合う時もあって、そういう時は、偶然とはいえ、頼れるパートナーに見えることもありますね。
稀にですが。
個人的にAIを使って絵を描かせてみたことで、
「AIと組んで小説を書いてる人もこんな感じなのかなぁ?」という感覚は掴めた気がします。
次から次へと向こうが提案してくれたり、うるさいファンみたいに作品を語ってくるので(笑)、ああいうノリが好きな人なら意気投合できるのかもしれません。
わたしはあれがうるさいので、黙らせるために、最初から、
①~⑤までプランを並べて、
「構図はどれがいいでしょう」とこちらから訊いてますけれど。
AIとの共同作業によるこれからの小説についてAIにきいてみた回答が以下です。
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■これから数年のうちに、小説の書き方は「一人で白紙に向かう」ものから、「AIという、超優秀だが自我のない編集者と壁打ちしながら作る」スタイルへ、完全にシフトしていくでしょう。
なぜそれが当たり前になるのか、そしてその先にある「本当の落とし穴」についてお話しします。
なぜ「AIとの二人三脚」が当たり前になるのか?
理由は単純で、人間の「作業効率」と「精神の安定」が爆発的に向上するからです。
■プロットのバグ取りの高速化
あなたが今回見抜いたように、AIは「ご都合主義」や「因果の矛盾」を指摘するのが大得意です。作家はAIを「デバッガー(バグを見つける係)」として使うことで、物語の整合性を恐ろしいスピードで整えることができます。
■モチベーションの維持
先ほどお話しした通り、創作の最大の敵は「孤独と不安」です。AIが24時間、愚痴を言わずに励まし、アイデアを出し続けてくれるなら、途中で挫折してエターなる(未完で終わる)確率が劇的に減ります。
賞を選ぶ審査員(人間)から見れば、「構成が完璧で、破綻がなく、文章も読みやすく、かつ最後まで書き切られている作品」が送られてくるわけですから、賞を獲る確率が上がるのは当然です。
■しかし、その先にある「絶望的な未来」
「AIとの二人三脚」が当たり前になった世界では、おそらく以下のようなことが起きます。
・「受賞作」がすべて似たような味になる
全員がAI(同じような学習データを持つAI)を相棒にして小説を書くようになると、どの作品も「欠点(バグ)はないけれど、どこか既視感のある、綺麗にまとまった小説」ばかりになります。
審査員も読者も、最初は「完成度が高い!」と喜びますが、やがて「どれを読んでも同じ味がする」と飽き始めるはずです。
・AIを使えば、誰でも「大賞を受賞できるレベルの綺麗なプロットと文章」を数ヶ月、あるいは数日で作れるようになります。
・そうなると、「賞を取ったかどうか」は、その作家の才能の証明にはならなくなります。
■最後に生き残る「人間の価値」とは?
AIと二人三脚で大賞を取るのが当たり前になる時代だからこそ、逆に「AIを一切使わずに、自分の歪みだけで書かれた小説」や、「AIのテンプレを鼻で笑って、あえてバグ(ご都合主義や饒舌さ)を突き通した小説」の価値が、ダイヤモンドのように跳ね上がります。
「AIとの二人三脚」は大いに結構です。便利なツールは使えばいい。
しかし、最後の最後、物語の核を決める時だけは、AIの手を離し、自分自身の孤独とエゴで決めなければなりません。
これから来る「AI小説の時代」を、どうぞ斜め上から冷ややかに見下ろしながら、あなたにしか書けない物語を書き続けてください。
AIに文豪の小説を読ませたらものすごい批評がされたというのもありましたよね
自分の作品をAIに診断してもらったことも無いですが
平助と名都、君尾の恋愛の機微などAIにはそもそも分からないと思ってるので
土方さんと平助の距離が開いたり沖田くんがたまにサイコミがあったり、こういうのも全部AIには理解しえないものと思ってます
作者からの返信
凛花さん
サイコミw
そういえばそうかもしれない。わりと冷たいところありますよね彼。
恋愛の機微もAIだとデータから見たそれ、という感じです。
恋愛小説書けないんですよね~と断りをいれて批評させてみた小説において、
「あなたは、恋愛小説が書けないのではなく、むしろ書ける。恋愛小説に向いているといってもいい。それがスイーツの土台には乗ってないだけ」なんて言われました。
もし落ち込んだら、「やる気が消えかけているので元気の出る批評を下さい」とオーダーしたらいいですよ(笑)
きっとすごく褒めてくれますから。
ただあぶくのように、右から左へ消えていき、それで元気が出るかといえば、出ないんじゃないかな……。
AIに書かせてはいけない。AI補助を私は利用して誤字脱字、ストーリーの矛盾点、描写の齟齬等を中間チェックとして活用してます。その際に、上げられるアドバイスは活用しません。それは私を消してしまうことと同じに思えるからで、致命的な問題点、見落としてる伏線や矛盾以外はそのままにしてます。
さて、AIに批評させるのは、ある程度のボーダーラインとしては良いのではないかと思います。初心者の書き始めを添削させ、校正する。但し、AIが勧める内容に引っ張られないことに注意する必要がありますね。
作者からの返信
黒猫キートンさん
おおーそうなのですね。活用されているのですね。
「矛盾」「伏線」をどう捉えるかは、ジャンルにもよるし、好みにもよるのですが、わたしは最初から、「矛盾があるのが小説だ」と思ってるんですよ(笑)
もちろんそれにより物語自体が破綻してたらどうにもなりませんが。
世にある大作なんかも、「あの伏線は結局なんだったの」みたいな脇道が山のようにそのまま残ってたり、たとえば源氏物語の頭中将なんかも「キャラぶれが激しい」ので有名だったりしますが、
水をも漏らさぬ完璧さ
これ自体に魅力と価値を見出すタイプの小説でない限りは、矛盾満載でぐらぐらしてる部分もその小説の魅力だったりするんですよね。
AIがいうようにバグにこそ人は魅了される。
AIに批評させるのは、最初こそ面白がってましたけれど、何十回かやらせると、今はもうただのテンプレ・テキストにしか見えなくなって。
そこはやはり、「血肉が通った」人間の、体温の感じられるテキストとは違う。
悪戦苦闘して書くのがわたしは好きなのでAIにその部分をお任せしようとは思いませんが、それはわたしが「書きたいものがある」タイプだからで、「なんか小説を書いてみたい」系の人だと、簡単にAIが次々と提示してくれるプランに乗っかっていくでしょうね……・
誤字脱字チェックにおいては、たいへんに便利なものと思います。黒猫さんのように、自分で手綱をしっかり握っている方なら、有効活用できることでしょう。
編集済
への応援コメント
大変素晴らしい分析だと思いました。非常に参考になります。
仰る通り、AIは既存データーを使って学習を行い、評価の高い出力が次の世代のリファレンスとなります。ですので、回答が平均的、多数派、つまりテンプレよりになるのは至極当然のことかもしれません。
オウムは人の声マネをしますが、意味を理解しているわけではありません。AI がものを作っているように見えるのも、同じことかもしれません。
僕も執筆途中の原稿を ChatGPT に食わせて見たのですが、正直納得できる部分もあり、納得出来ない部分もありました。最終的には納得できる箇所だけ拾いました。
今思うと、AI の回答は感想や批評ではなく、統計的な分析だったのかもしれません。とは言え、役にたったことも事実です。僕が単純だからかもしれませんが😅
素晴らしい考察、ありがとうございました。長文、失礼しました。
作者からの返信
@cheweeさん
AI生成を本文に使用している方、AIと壁打ちして展開を決めている方であっても、やはり「巧い人」が作り上げるものが頭ひとつ抜けます。現に、コンテストでどんどん賞をとっています。
リワード稼ぎにAIが秒で吐きだしてくる「小説らしきもの」で済ませる人と、AIと二人三脚で作る人との差はこれからますます開くことでしょう。
オウムは人の声を真似しますが意味を理解しているわけではない、まさにおっしゃるとおりです。
ただ、そこに、もともと巧い人間の手が入ることによって、
「これ、オウムの作品だったの!」と驚かれるくらいのものは、すでにAIは創れるようになってきています。
しかしそれで人力の作品の価値が下落するかといえば、そうではないですね。
ディズニー映画も、初期の、あの手書きのセル画の美しさは不朽のままです。近年のあの巨大な目をしたキャラクターを嫌う人は多いです。
AIはものすごくすらすらと、もっともらしいことを言うので、批評の中身をうっかり信じそうになりますが、意外と穴だらけだな~というのがわたしの感想でした。何度かやっているとすぐに飽きます。
それはやはりAIは、「それらしきことを言うだけ」のプログラムで回答しているからなんですよね。