たった1話で、失恋という重いはじまりから、ゲームセンターでの再会という軽やかな転換までジェットコースターのように感情を揺さぶってくる。 とくにオンライン対戦でマッチングした相手が茉菜だったという演出は、ゲームという小道具を物語の核に据えた鮮やかな手法だと感じる。 晴馬の高校デビューの描き方も丁寧で、オタク趣味を押し入れにしまいながら陽キャを演じるという内面の葛藤が、茉菜との再会によって少しずつほぐれていく様子に、青春ならではのリアルな痛みがある。