第四十五話 揺れる「時」

YOROI〜ヨロイ〜


第四十五話 揺れる「時」


⸻


凛子に明らかな動揺の色が見える。


⸻


凛子


「……私は……」


「シュラ様に出会う前……」


「お祖父様……」


⸻


その時――


⸻


新たな気配。

空間が歪み、姿を現したのは──


ケルベロス。


クラーケン。


ガルーダ。


アヌビス。



暗黒四羅将だった。


⸻


ケルベロス


「単独行動か?大将さんよ。」


⸻


クラーケン


「凛子殿……」


「こういう行動は控えて頂きたい。」


⸻


ガルーダ


「またシュラ様にお目玉くらうぜ?」


⸻


アヌビス


「若いわね……


 姫様も💜」


⸻


琉火


「ケルベロス!」


⸻


ケルベロス


「あんまり……


 うちの大将をいじめないでやってくれよ。」


⸻


凛子


「……」


⸻


凛子は静かに四羅将達を見る。


⸻


ガルーダ


「おっ、加勢が必要か?リーダー」


⸻


ケルベロス


「そう、コワイ顔すんなって。」


⸻


アヌビス


「ちょっとだけ美人が台無しよ💜」


⸻


アヌビス


「ちょっとだけね💜」


⸻


凛子


「……」


⸻


クラーケン


「凛子殿。」


⸻


クラーケン


「失礼ながら、分が悪い様に思いますが。」


⸻


その言葉に、


凛子の眉が僅かに動く。


⸻


だが、


何も言わない。


⸻


ただ――


静かに踵を返した。


⸻


ガルーダ


「リーダー、どこへ?」


⸻


凛子


「……帰るわ。」


⸻


凛子


「後は好きになさい。」


⸻


ケルベロス


「へっ。アイアイサー。」


⸻


琉火


「凛子!」


⸻


風美香


「逃げる気!?」


⸻


凛子は、


ほんの少しだけ振り返る。


⸻


その視線が、


琉火達へ向けられる。


⸻


凛子


「逃げる?……別に……」


⸻


凛子


「私が遊んであげる必要は、ないでしょ?」


その表情はいつもの余裕と自信に満ちている。




⸻


彩華


「なっ!?テメー!」


⸻


有水


「くっ……」


⸻


凛子は、


再び四羅将へ視線を向ける。


⸻


凛子


「後は任せるわ。」


「暇つぶしができるくらいには、成長したみたいですわ……ウフフ」


⸻


そう言い残し――


⸻


凛子の姿は、


闇の中へ溶けるように消えていった。


⸻


静寂。


⸻


残された四羅将達。


⸻


アヌビス


「言うじゃない💜」


⸻


クラーケン


「フッ……」


⸻


ガルーダ


「いいんじゃないか?あの方がらしくてな。」


⸻


ケルベロスは、


肩を鳴らしながら前へ出る。


⸻


ケルベロス


「じゃ――」


⸻


ケルベロス


「任されるとするか。」


⸻


四羅将の視線が、


琉火達へ向けられる。


⸻


そして――


⸻


先代と現代。


⸻


二つの世代による戦いが、


再び始まろうとしていた。




※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る