7話
放送室
午後8時20分
蹴りを叩き込んで、息を吐き切らせたところで首を絞めて押し倒す。お互い呼吸が不完全。だがこいつは加えて防護服もある。息がしにくくてしょうがないだろう。
(ポケットから何かを取り出そうとしてる…⋯)
右手を左足で踏んづける。そして代わりにポケットを探ってやると、何やらのケースだ。開けると、青色をした液体が入った蓋付き試験管とマッチ。ただ探るのに片手を使ってしまったからか、跳ね除けられた。息が苦しいのか、顔の防護服を外した。緑髪の女子だった。学内でも有名な科学部副部長の折居だ。
「あんたがこんなゲームを! あんたのせいで皆死んだわ!」
俺のせいじゃない。あいつらのせいでもない。今すぐそう反論したい。だが出来ない。顔面に向かって試験管を投げつけるも回避されてしまった。後ろの壁に当たって割れてしまう。折井は防護服の中をゴソゴソやって、またケースを取り出す。さっきのより大きく、10本ほどは入っていそうだ。
「死になッ!」
の胸元で5、6本の試験管が砕け散った。
ジュウウウ、と制服と肉が融解する凄まじい激痛。肌が泡を吹き、神経が悲鳴を上げる。
だが俺はそんな事を意に介してる暇もない。
俺はそのまま、自分の手にマッチで火をつけた。
「なっ!? 何してる!? 正気じゃない!」
顔面をそのまま殴り、くちびるを掴む。そしてマッチを口の中に押し込む!
「ぎ! ギアア……」
こいつも喋れなくなった!次々マッチを投げ、放送室ごと燃やし尽くしていく。そして煙で隠れきった時に、俺は窓から中庭に飛び降りた。
そして中庭の、ため池に飛び込んだ。冷たい水が、俺の全身の火傷と薬品をジュッと冷やす。水面に顔を突き出し、荒い息を吐きながら中庭を見上げると、そこには――俺の友人の横浜たち、卓球部がいたのだ。何やら焦っているようで、いつもより語気が荒い。
邂逅
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体育館
午後9時
私は正しいことをしたはずだ。間違った集団を追い出し、正しい集団を入れたはずだ。なのに何だろう、この罪悪感は。彼らが死んだら私の責任だろうか。先程謎の爆発もあったし、みんな今日は寝れそうにない。
すると両隣に、岡川と夜桜先輩が座ってきた。
「先輩は正しいことをしたと思います!」
「もし正しくなくても、正しい選択をすることが正解かもわかりませんしね…」
「ありがとう、2人とも……こんな事があるまで私他人に感謝なんてすること無いと思ってた……」
『それは普通にしたほうが良いのでは!?』
私の采配で多くの人が助かった。だが切り捨ててしまった友人の事を思うと心が痛む。全分裂するよりはマシだっただろうか? 柔道部や茶道部などのメンバーが集まってもそこまで過密にはならなかった。もうどのくらいの被害が出ているのだろうか?
校長撃破連合結成
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