センセーショナルなタイトルで引いてしまうのは余りに勿体ないので、とりあえず最初の3話だけめくって見てほしい。
本作のテンションは大体それで分かると思う。
淡々と落ち着いていて、けれど決して無感情ではない文体で日常を描きながら、千草が凛音に絆されていく様子がこれでもかというくらい丁寧に描かれている。
学園ものでもお仕事ものでもない、社会の流動性から外れた位置で揺蕩う二人の生活を描く物語なので、特別なイベントはそう起こらない。
しかしそんな平坦な日々の中で、少しずつ変化していく関係性は、読んでいるうちにいつの間にか思い入れが芽生えてしまう魅力がある。
おすすめの百合です。