本作は人魚に出逢い、恋をした青年のお話です。
学者の職業柄か生粋の性格か、なんとも理屈っぽい「僕」と、自由奔放に見えて一本筋の通った人魚のイーヴァが、惹かれ合い、陸と海の境界を超えて幸福を育む情景を、「僕」自身の言葉が描写していきます。
妙に印象の強い不動産屋さん(?)や、タコの人魚さん(?)など、時折お邪魔するゲストキャラの方々も、素敵な存在感を発揮してくれます。
やがて訪れる試練の時、想いと苦悩の先に二人が至る物語の結末は……きっと、海のように深い充足感で皆さんを包み込んでくれることでしょう!