宣伝編ということで気軽に読み始めましたが、黄昏神社という舞台の不思議さと、言織ちゃんたちの掛け合いがとても楽しく、あっという間に最後まで読んでしまいました。
前半は、痩せたいけれど努力はしたくない女性や、働きたくない男性など、相談内容がどこかしょうもなくて可笑しく、言織ちゃんとロクスケの容赦ないツッコミに何度も笑ってしまいました。怪異を扱っているのに重くなりすぎず、妖怪たちにも妙な人間味や愛嬌があるところが、とても魅力的です。
一方で、最後の「人形・アイ」では空気が一変します。少しずつ近づいてくる電話の怖さ、そして最後に残る静かな余韻に、胸を締めつけられました。怖さの奥に、ただ恐ろしいだけではない感情が見えるところが、とても印象的でした。
笑えて、可愛くて、少し怖くて、最後にはしんみりする。短い宣伝編でありながら、「おぼろのことり」という本編の世界をもっと覗いてみたくなる作品でした。
黄昏神社の不可思議な少女、言織(ことり)。彼女が仲間の妖怪たちとともに怪異事件を解決する物語です。
「絶対に痩せるおまじないお守りに手を出して呪われた」という女性からの相談。
「どうしてもニートがやめられない」という男性からの相談。
「人間たちが怖がってくれない」という妖怪の少女からの相談。
etc.
言織たちは彼らの相談をどうやって解決するのか?
妖怪がいる世界ならではの解決法が楽しめます!
本作は長編「⛩️おぼろのことり~怪之徒然拾遺録⛩️」の読み切り短編となっています。
言織たちの活躍をもっと見たいという方は、ぜひそちらにも足を運んでみてください!!