人々の負の感情が紡ぐ「言葉の暴風」を、灯台の番人と精霊ノアが調律していく連作ファンタジー。傷つきながらも他者を包み込むノアの圧倒的な優しさと、救われた魂が鮮やかな「灯もし火」へと昇華される色彩の描写が美しい。頑なな心が本音に変わる瞬間のカタルシスと、静かに紡がれる絆に深く胸を打たれる傑作。