浄化の能力を持つ少女彩の前に現れたのは、呪物ばかりを盗んで回る怪盗ナイト。
呪物をきれいにするためにスカウトされたけど、中には現場でやらなければならないパターンもあるので、怪盗としてついて来てほしいと。しかしそこに呪物警察という存在まで現れて……。
無茶な!?と思う展開が怒涛のように押し寄せますが、私が小学生の頃にこの作品に出合っていたら、間違いなく夢中になっていたし、自分がその立場だったらを妄想しまくっていたと思います。とにかく夢とドキドキが詰まっています。
最後の最後まで、主人公彩以上に読者が引っ掻き回される物語でした。
これはもう設定が優勝だと思います!
だってもうほら、タイトルとキャッチだけで「絶対読みたい!」ってなりますもん!!
怪盗モノってだけでもわくわくしちゃうのに、盗むのは呪物!
じゃあその呪物を盗んでどうするの?やっぱり怪盗って悪いやつなんだろうし、悪い仲間に売りさばいて憎いやつを呪ったり……?
いやいやいや。
むしろ逆!
呪物を盗んで、その呪いを解くのです。
つまりは呪いを解くために、盗んでるってこと。
しかもどうやらその怪盗、皆様(?)のご期待通り、スマートでカッコいいみたいで……?
いやもう夢がありすぎる!
怪盗ってぇのはね、スマートでイケメンと相場が決まってるんでやんすよ。そうでしょう?そうでしょうとも。
そんな謎多き怪盗と、ヒロインちゃんがまさかの接近?!えっ、まさかあの子が怪盗だったなんて?!
これ絶対児童書で人気が出ます!絶対出ます!!
これシリーズで読みたい!!!
KADOKAWAさん!急いで!!
早くこちらのお話に書籍化の打診して!!!
他社にとられる前に!!早く!!
この物語は、特殊な能力をもつ中学生の七星彩が主人公です。
彼女は祖母から遺伝した『物に宿った魂の声を聞く力』を持つため、学校ではボッチになりがちです。
そんな彼女は、ひょんな縁から、イケメンすぎて、やはりボッチの夜明くんと親しくなります。
さて物語では、毒々しい性質を持つ「呪物」の存在があり、それを華麗に奪い去る怪盗ナイトがいます。
ねえ、皆さん。ご存知でした?
呪物警察ってのも、この世界にいます。
モノに込められた呪いを祓うために、そのモノを盗む。ナイトは言ってみれば良い怪盗です。そして、彼を助けるのが、祓い師である主人公。
この作品には、緊迫感ある潜入劇やスリリングなバトルシーンもあり、ついついページをめくる手が止まらなくなるでしょう。
一癖ある魅力的なキャラクターや、スピーディーで魅せるアクション小説が好きな方に間違いなくおすすめできる一冊です!