かなり爽快感強めの反逆ファンタジーでした。まず「勇者の功績、全部俺の仕事」という導入が強い。しかも主人公が“認められなかった被害者”で終わらず、「じゃあ今度はお前らの歴史そのものを壊す」方向へ行くのがかなり好きです。特に聖誕祭の暴露シーンは気持ちいいですね。聖結晶の正体、孤児搾取、聖女の使い捨て――全部を大衆の前で一気にひっくり返す構成が綺麗。あとセシルとの関係性も良かったです。「守る」じゃなく「共犯者になれ」なのが、この作品らしくてかなり印象に残りました。