エリリー侯爵令嬢は、想いを寄せるクロム様にエスコートされてきた女性を、ルリア子爵令嬢だと思い込みます。
嫉妬に駆られた彼女は、その女性にワインを浴びせてしまいます。
しかし、ワインを浴びせられた相手は余裕の表情で、自分はルリア子爵令嬢ではないと告げるのです。
では、この女性はいったい誰なのか。
ここから物語が始まります。
この人は一体誰なのだろうと、私もエリリー嬢と一緒になって困惑しながら読み進めていました。
よく読むときちんと分かるように書かれているのですが、私は最後まで気づけず、正体が明かされた瞬間に「なるほど!」と思いました。
物語としても、謎解きとしても、とても楽しく読めます。
また、クロムとルリアも私の好きなタイプのカップルで、ルリアと主人公の関係もとても魅力的でした。
一話の中に展開も驚きも温かさもよく詰まっているので、令嬢ものが好きな人にも、ちょっとした謎解きを楽しみたい人にも、ぜひ読んでほしい作品です。