読み進めながら、何度思ったことでしょう。
「もぐぴよ様の日常、一体どうなっているんですか!?🤣」
怖い。危ない。奇妙。
なのに、なぜか笑ってしまう。
けれど、この作品を読み終えて私が一番惹かれたのは、数々の珍しい体験そのものではありませんでした。
それらを、ひとつひとつ“読ませる物語”へ変えてしまう、もぐぴよ様の語りです。
普通なら、
「こんなことがありました。大変でした」
で終わってしまいそうな出来事が、もぐぴよ様の手にかかると、いつの間にか一大冒険になっている。
危険な場面ではこちらまでハラハラし、不気味な出来事にはゾワッとする。
なのに次の瞬間には、本人の豪快なツッコミや絶妙な例えに吹き出してしまうのです🤣
しかも面白いのは、題材が変わっても、その魅力がまったく揺らがないこと。
怖い話だけではありません。
子どもの頃のやんちゃな思い出も、誰かとの何気ないやり取りも、美味しいものに夢中になった日のことさえも、気づけば最後まで読んでしまいます。
そこで私は思いました。
この作品を面白くしているのは、
「何が起きたのか」だけではない。
“それを、もぐぴよ様がどう見て、どう語るのか”なのだと。
そして文章を読んでいると、不思議と作者様との距離まで近く感じられます。
まるで隣に座ったもぐぴよ様から、
「ねえねえ、聞いてよ。この前さあ――」
と、とんでもない話を聞かされているような感覚。
「ええっ!?」
「ちょっと待って!?🤣」
「それ、本当に実話なんですか!?」
そんなふうに心の中で何度も相槌を打ちながら、気づけばこちらもすっかり“もぐぴよ様の日常”の観客になっていました。
けれど、笑ってばかりでもありません。
たくさんの出来事を読んでいると、その向こう側に、人から受け取った優しさを覚えていたり、それをまた誰かへ返そうとしたり、大切な人との思い出を大事にしていたりする作者様の姿も、ふっと見えてきます。
だから読めば読むほど、
「次はどんな災難が起きるんだろう🤣」
だけではなく、
「次はどんな話を聞かせてくれるんだろう」
と思うようになりました。
――事実は小説より奇なり。
確かに、この日記に登場する出来事は、そう言いたくなるものばかりです。
でも、それ以上に私は思います。
日常の出来事を、ここまで笑えて、怖くて、時にはあたたかい“物語”へと変えて届けられること。
それこそが、この作品の何よりの魅力なのではないでしょうか。
さて――
次に、もぐぴよ様を待ち受けているのは、一体どんな日常なのでしょう🤣
ぜひ皆様も、ご自身の目で覗いてみてください。
きっといつの間にか、
「もぐぴよ様、今度は何があったんですか!?」
と、続きを待っていると思います😊✨
不審者に追われ、野生の猿と「だるまさんが転んだ」をする羽目になり、側溝から半身を出した白髪の老婆と目が合い、バイクに跳ね飛ばされてスローモーション映像まで見るこれが全部実話というのが信じられない。
各エピソードの切れ味鋭いタイトルを見るだけで笑いと恐怖が同時に押し寄せてくる。「ゾワッ」と「クスッ」が一話の中に共存しているのが最大の魅力で、恐怖体験なのに読後感が不思議と爽やかなのは、著者の「無敵のユーモア」があってこそだ。宮古島シリーズもここから読めるのがうれしい。
甘々なラブコメを書く人の日常がなぜこうなるのかその疑問が次のエピソードへと引っ張り続ける、やめられない実録エッセイ集。
本作は、日常のふとした瞬間に潜む「おかしみ」と「恐怖」を絶妙にブレンドした、実録エンターテインメント集です。
本作に収められたエッセイはどれも、誰もが経験しうる普遍的な日常からスタートします。しかし、次の瞬間には「黒いモヤの男」「リアルだるまさんが転んだ」「山賊おババ」といった、あまりにも強烈で異質な存在が乱入し、世界は一変してしまいます。
著者の観察眼と、危機的状況でもボケとツッコミを忘れない「無敵のユーモア」がとにかく素晴らしい。
恐怖に鳥肌が立ったかと思えば、直後の切れ味鋭いオチに思わず吹き出してしまう。この「ゾワッ」と「クスッ」が交互に押し寄せる絶妙な温度感が、魅力的です。
いつもの散歩道やフードコートが、少しだけ愛おしく、そして少しだけ怪しく見えてくる。
ぜひ、この奇妙で愉快な実録の世界を体感してみてください!