ファンタジーものの「地図」スキル。ハズレだけど実はアタリスキルの代名詞だと思っているのですが。
でもこの作品は、さらにその先をいく。
高度戦術支援地図――略称「こうしえん」。
このネーミングセンス、ズルいって(褒め言葉)
甲子園を彷彿させるのはレビュワーだけじゃないはず。
その高度戦術支援地図が、現代ダンジョンで炸裂します。
実際にやってることは采配そのもの。
監督です。
しかも集まってくるメンバー、ほとんどハズレスキル持ちなんですよ。
それが「こうしえん」の力で覚醒していく。
まるで弱小校が甲子園に出場するような胸熱感。
一人の力じゃなくて、チームで殻を破っていく展開がとにかく熱い。
戦闘シーンが力押しじゃなく。頭脳戦で展開する様相はまさに監督。
まるでストラテジーゲーム。頭脳戦が好きな人にはたまらないと思います。
あと、ハーレム要素ありますが、イヤミはないです。
あれだけ戦略を練られる主人公が、私生活だと妙に鈍感で。恋愛とかモテ感よりも、家族感が強い。それは、主人公がアラサーで。だからこそ、若い子達と微妙に距離を置いているというのが、心地良い関係になっている気がします。
戦略は完璧なのに、色恋沙汰にはからっきし。
このギャップがまた良い。
完成されつつあるけれど、発展途上なこのパーティーが、これからどんな試合(ゲーム)――もとい冒険を見せてくれるのか。
正直、まったく予想がつきません。
だからこそ、追いかけたくなる。
この「こうしえん」の続きを全力で応援します。
かっとばせぇ! かっとばせぇ!