「死者の尊厳、残された者の心、そして芸術作品(エロ本)を守るため、その者は本を回収する」という、タイトルの通り斜め上の設定が光る異世界ファンタジーです!
主人公のツライオは、戦場に赴く若き騎士の元へ無人飛行機械で駆けつけ、彼がこっそり隠し持っていた『チラミー婦人の授業』という本を回収します。戦死するかもしれない者の名誉(と性癖)を守るという、くだらなくも大真面目な仕事ぶりに思わず笑ってしまいました。
回収した本を納める秘密の図書館と、そこでツライオの帰りを待つ美しい女性司書とのやり取りも、どこかミステリアスで魅力的です。ただのギャグにとどまらず、持ち主の人生や故郷の背景まで真摯に(?)考察するツライオの姿がシュールで面白い!独自の切り口で描かれる、コメディとシリアスの絶妙なバランスを楽しみたい方にぜひおすすめしたい作品です!