15歳のまま9歳に戻った杏菜が、戸惑いながらも「せっかくなら塗り替えよう」と前を向くのが好きです。憧れのぽぽ女がまだ存在しないと知った時は、目標ごと消えたみたいで切なかったです。それでもテストや部活、商品企画まで新しい毎日を楽しみ始めるのが頼もしい。スーパーの人への質問だけ急に15歳が出て、周りが固まる場面は笑いました。こういう寄り道、好きです。福山ゾウちゃんスタープリン、普通に食べてみたいです。
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15歳の受験生だった杏菜が、事故をきっかけに7年前の9歳へ戻ってしまう。未来を取り戻す物語ではなく、過去を変えることで新しい人生が少しずつ形になっていき、知らなかった未来を自分で作っていく物語になりつつある点が興味深いです。ここから何を選び、何を変えていくのか。杏菜自身もまだ知らないもう一人の杏菜が、この先どう物語に関わるのかも気になります。
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「無双」「強くてニューゲーム」の爽快感をベースに敷きつつ、「届くはずのない15歳の自分へ宛てた日記」という切ないギミックや、歴史の改変に対する倫理的な葛藤など、文章にしっかりとした深みとリアリティがある。記憶や歴史のズレは何故生じたのか?世界観に仕掛けられた「不穏なミステリー要素」が気になる作品。
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