魔族との混血であり、娼館で働かされていたアリーシャ。国のために王と真っ向から対立する第二王子・ノルヴィス殿下に助けられたアリーシャは、侍女としてその有能さを遺憾なく発揮していきます。
正義のために手を汚すノルヴィスに全てを捧げるアリーシャが、主人の命令によって配属した騎士団で出会うのが、光の道を突き進む騎士団長、レオンハルト。
この三人の関係性が焦ったくも美しくて、全員ブレない軸がありながらも影響し合い、同じように高い理想を目指しながらも光と影は相容れないことがもどかしい。大人で高潔な三角関係、といったところでしょうか。
ヒロインのアリーシャは溺愛される姫君ではなく、超有能な右腕となるクールで鋼メンタルな女性です。剣も強くてとにかくカッコいい…!媚びないブレない、強いヒロインが好きな方にはとてもオススメです。
国のために身を削る王子と、共に堕ちていく侍女、そして騎士の象徴たる男。三人に救いはあるのか…耽美で余韻のある筆致と共にご堪能ください!