主人公や怪異対策局は命を張って怪異を対策する。でも特に倒すことが出来るわけじゃない。それどころか封印や祓うことさえほぼ出来ない。「流れを変える」という一時しのぎしか出来ないという所に行政機関っぽいリアリティを感じます。怪異の入口は「スマホの通知」や「ネット掲示板」「ネット広告」といった、我々が「この今の瞬間」も目にする馴染みあるもの。日常的でいつもは意識しないその隙間から「孤独」を餌に怪異が忍び寄る。疎外感を感じる人に深く刺さる、そんなホラーです。