第4話 Supplementary Material. S4
『静岡日日新聞』 昭和48年11月5日 朝刊 社会面より抜粋
駿河湾定期航路就航船利用客らから四日未明、「船が街に近すぎるように見える」との通報が相次いだ。乗客数名が清水市街の灯火が異常に近く感じられる現象を確認したという。特に後部甲板付近の乗客から「もうすぐ防波堤にぶつかるのではないかと思った」との証言もあった。
静岡地方気象台では、当時駿河湾沿岸で強い気温逆転層が形成されていたことから、沿岸灯火が屈折して実際より近く見える「下位蜃気楼」の可能性が高いとしている。同船乗務員は「港の灯が急に手前に迫ってきたように見えた」と話している。
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『静岡日日』 平成3年6月18日 夕刊 社会面より抜粋
駿河湾定期航路就航船船内で十七日夜、「濡れた鉄のような臭いがする」との苦情が乗客より相次ぎ、同船は安全確認のため一時減速した。臭気は主として後部甲板付近で確認され、乗務員が機関室等を点検したが、異常は認められなかった。
乗客の一人は、「魚の臭いではなく、古い硬貨を濡らしたような感じだった」と話している。
後の調査で当日沿岸部では小規模赤潮の発生が確認されており、海洋生物由来の硫黄化合物や金属成分を含む海霧が、局地的に滞留した可能性が高いという。同船運航会社では、「人体への影響は認められない」としている。なお、臭気は約十分後に自然消失し、その後同様の報告は確認されなかった。
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『清水港新聞』 平成11年9月26日 社会面より抜粋
二十五日未明、駿河湾定期航路就航船利用客より、「海上に白色光が静止している」との通報が清水海上保安部へ寄せられた。目撃された光点は数分後消失し、航空機・船舶等との関連が調査されたが、該当する航行記録は確認されなかった。
静岡地方気象台は、当時湾内で濃霧および弱い逆転層が発生していたことを明らかにし、沿岸灯火や天体光の屈折による誤認の可能性を指摘している。
乗務員の一人は「青色LEDのように光っていた。ただ海の上に浮いていて、一瞬縦に2つに割れて見えた」と話した。
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