主人公・池端修二は、神戸支社で仕入れ営業を担当する四十八歳の中間管理職。そんな彼の部署に、新入社員の周防未来が配属される。東大卒の才女と期待された彼女だったが、職場や取引先で次々と騒動を引き起こすトラブルメーカーだった。おじさん課長がイマドキ女子社員に振り回されるドタバタお仕事コメディです。
常識の通じないイマドキ女子の新人教育に神経をすり減らすおじさん上司の苦労が身に染みるんですよ。
新人の周防は、わからないことを素直に質問できず、自己判断で仕事を進めて大きな失敗を繰り返す。それでいてプライドだけは高い。「ああ、新入社員の頃は自分もそうだったなぁ……」と、最初は微笑ましくなりましたが、毎回、笑い事では済まされない大失態の連続に冷や汗が止まらない!
問題児を押し付けられながらも決して見捨てず、トラブルが起こるたびに取引先へ頭を下げにいく池端課長の人間性に頭が下がります。さすがの周防も懲りて、池端課長の仕草を真似し始める姿がちょっと可愛いんですよね。
仕事で失敗した人や、職場の人間関係に悩んでいる社会人にぜひ読んでほしい。「自分はまだ恵まれている……」と少し前向きな気持ちになれるかもしれません。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=愛咲優詩)
Z世代の新人教育に奮闘する課長と、東大卒なのに日本地図をどこかに置き忘れてきた(?)個性派部下。
この凸凹コンビが織りなすお仕事コメディが、とにかく微笑ましくて元気をもらえます。人情味あふれる課長が、毎度のトラブルで東西奔走しながらも部下を見捨てず、真正面から叱り、支え、頭を抱えつつも成長を信じる姿に胸が熱くなる。
そしてその度に前向きに立ち上がる部下のメンタルが、驚きを通り越してちょっと尊い。ギャップが絶妙で、気づけば二人を応援してしまいます。笑って、共感して、最後はちょっと温かい気持ちになれる作品。
お仕事ものが好きな方にも、キャラの掛け合いが好きな方にもおすすめです。
企画から来ました。いつも更新楽しみにしています。