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皇帝と王子――時代の変化と統治の移譲

皇帝と王子――時代の変化と統治の移譲

あるて

おすすめレビュー

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★★★
★33
11人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 早坂知桜
    325件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    その視線の先に、人が生きる「国」がある。

    八歳の少年が、十万の軍勢を相手に戦術を立てる。
    その一点だけで読む手が止まる。しかしこの作品の本当の怖さは、少年が戦場で勝つことではない。勝った後に何をするか、をすでに考えているところにある。

    アウグストは天才と呼ばれる種類の人間だが、嫌味がない。驕らず、父王を立て、兵の命を数字として見ない。それでいて盤面全体を、誰よりも遠くまで見ている。読んでいると、この少年の視界に入りたくて、ページを繰る手が速くなる。
    戦争が終わり、講和の席に向かうアウグストの目に映るのは、同じ年頃の少女だ。
    だが少年は少女を見ていない。女帝を見ている。
    どれほど幼くとも、彼らは国の未来を背負っており、子どもであることは許されない立場だった。

    その視線の先に、人が生きる「国」がある。

    • 2026年6月8日 20:49
  • りぶ大根
    3件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    骨太な戦記好きな方は必見です!

    • 2026年5月30日 01:21