セリフの掛け合いがめちゃくちゃ生きてて、いちいち笑えるのに、ふとした瞬間にグサッと本音を刺してくるバランスがお上手。 特に芥川の「新藤君は間違っていないと思うわよ」からの流れとか、軽口の応酬の中に急に本音がにじむタイミングの作り方が良き。 あと「何者かになりたい」と「何者でもない人になりたい」を対比させてるテーマの置き方が地味に効いてて、ただの青春バンドものじゃなく読ませる深さがある。