まず最初に、確かなことを一つ……めちゃくちゃ面白かったです!
どんな猛者や身分の人間にも抜けなかった聖剣を、なんと掃除夫であるマルコさんが、あっさりと抜いてしまう……タイトルから想像されるコミカルな期待にバッチリ応え、その上で想像を超える面白さを齎してくれる、まさしく怪作にして快作でした。
物語を牽引してくれる主人公である掃除夫マルコさんが、本当に「掃除洗濯に実直すぎる」超然とした職人肌なのが大変に良き良き。淡々とした言葉遣いが逆に頼もしく、大荒れして「汚城(おしろ)」とか呼ばれちゃっている場所すら「掃除特効」とも呼べる能力で片づけていく(お掃除的な意味で)のが面白すぎました。
そう、そして言葉選びのセンスというか……「汚城」にしても「汚嬢様(おじょうさま)」にしても、地の文に至るまで「お掃除ネタ」を詰め込むセンス。面白さを底上げしてコミカルを躍動させる巧みさ、本当に秀逸でしたね……!
それでいて「汚嬢様」こと魔王ちゃんも非常に可愛らしく魅力的で、実直ストレートな掃除夫マルコさんとの掛け合いも大満足の内容でしたので、是非とも摂取して頂きたいところ。ラブコメもレベル高い……!
魔物たちもそれぞれ個性と魅力があって、一人一人、あるいは一匹一匹に愛着が湧くのも本当にオススメできるポイントでした。
個人的な推しは「ケルベロス」。「オ散歩行キタイ」が可愛すぎる、モフモフしたい……でもシャンプーしてからでオナシャス(シャス!)
掃除夫マルコさんの「お掃除無双」が大変にコミカルで爽快感すらあり、本当に面白かったですっ……是非ともご一読、おすすめ致します!