特に「静かな屋敷なのに、ずっと何かが眠っている感じ」が一貫していて良いです。クロードも“完璧な執事”に見えて、明らかに隠しているものがある。その距離感がかなり美味しい。
レティシアの軽さも効いていて、重くなりすぎないのも読みやすかったです。「逃げております」の即答みたいな会話テンポ、好きでした。
あと、“記憶の残滓”や“過去への接続”みたいな設定が、単なる雰囲気ワードで終わらずちゃんと物語の核心に繋がりそうなのが強いです。
ラストで幼いレティシアが出てくる引きもかなり綺麗。続きが気になる導線がしっかり作られていました。