第39話 ユズハたち,仙台へ
悠乃が魔体を得て数日が経過した。
この日は,『発光繊維・オークション』の提供側の代表として,ユズハ,悠乃,幽鬼の3名が仙台に向かうことになった。
この発光繊維については,多少,説明が必要だ。
地獄界において,水香は妖クモ族の女王として,『白光生地』を生成するだけの上質な糸を生成した。その生成器官のエキスを,愛子に分けてあげた。愛子は,別の任務で東都から車で1時間半ほど南に移動した逗子市の近くで活動中だ。その活動の合間に,乳首から糸を取りだして毬状にして,指定された仙台の機織り工房に送った。
その原糸の質があまりにも上等なので,出来た反物も,ピカピカと光り輝き,その弾力性もピカイチだ。
そこで,機織り工房の社長からカイジに,伝説の『発光繊維』としてオークションに出品したいとの提案があった。それにカイジも同意した。少なくとも利益が1千万円ほどになるとのもくろみだ。
・・・
魔体を得た悠乃は,やっと普通に話せるようになり,手足もなんとか動かせるようになった。
それまで,幽鬼は悠乃を甲斐甲斐しく世話した。もっとも,食事や排泄物がないので,主に魔体のマッサージをしたり,Dカップの胸を揉んであげたり,あの部分の愛撫をしたりした。
でも,幽鬼としても,あの行為は遠慮した。さすがに体を動かせない悠乃を犯すのは気が引けた。
幽鬼「悠乃さん,どう? もう自分で歩ける?」
悠乃「はい。もう大丈夫です。やっと歩けるようになりました。でも,まだ自分で着替えはできないので,手伝ってくれますか?」
幽鬼「もちろん。でも,もう体を動かせるようになったので,そろそろわたしの性奴隷になってもらえませんか?」
悠乃「・・・,はい。もともとの約束ですから。でも,もう少しだけ待ってくれますか? まだ口の感覚が戻っていないんです。それでは,性奴隷として,充分なご奉仕ができません。わたし,どうせなら,最高の状態でご奉仕したいんです」
幽鬼「う,,,」
そう言われてはしょうがない。それに,別に慌てることもあるまい。
幽鬼「分かりました。では,もう少し待ちましょう。今日は,仙台に出発するからね。よそ行きの着換えをしてあげますね」
幽鬼は,テキパキと悠乃の着換えをした。それが終わると,今度は,ユズハの着換えを手伝った。手伝うと云っても,ユズハはまったく何もしないので,幽鬼が全部してあげるのだが,,,
ユズハは悠乃に聞いた。
ユズハ「悠乃,あなた,魔法は使えるの?」
悠乃「いえ,そもそも魔法って何ですか? 頭の記憶庫には,意味不明な魔法陣があるのですが,それが何を意味すのかも不明です」
ユズハ「なるほど。それじゃあ,宝の持ち腐れね。まあいいわ。まずは,魔体を完全に制御することが大事ね」
悠乃「はい!」
その後,タクシーを飛ばして,新幹線の駅に到着した。だが,警官の厳重な警備に遭って,なかなか駅に到着しなかった。
ユズハ「幽鬼,この警備って,なんなの? 検問でもあるの? 一応は顔を別人に変えたから,舞川瑠美子だってバレることはないと思うけど」
幽鬼「大丈夫ですよ。検問ではないみたいです。それに,ユズハさまを捕まえようなんて発想は警察側にないですよ。殺されるのが落ちですから」
ユズハ「そうならいいんだけど,,,」
已むなく,途中下車して,1kmほど駅まで歩くことにした。悠乃にとっても,やっと歩けるようになったものの,その歩く速さはかなり遅い。でも,予約した新幹線まで,時間的余裕があるので,幽鬼は
駅の構内に着いても,警官たちによる通行制限があり,通行人が『どんなVIPが来るんだ』と騒いだ。そうこうしているうちに,VIPらしき人物たちがやってきた。
遠巻きに見ると,多留真だった。その隣にクララがいた。その後ろに,まな美と西京から連れてきた京子,さらにその後ろに,護衛の五影と護衛される赤ちゃんを抱いた二影がいた。
ユズハ「幽鬼,彼らの写真を撮って,カイジの秘書に送ってちょうだい」
幽鬼「了解です!」
幽鬼はなんとか,横向きの写真を撮って,カイジの秘書に送った。
ちなみに,カイジの秘書は水香ではない。以前は,愛子が担当していたが,愛子が別任務に派遣されたので,広域亜空間内の
秘書役は,広域亜空間内ではなく,その出入り口のひとつである銀山温泉の場末にある黄昏食堂の職員になる必要がある。そこで,メールやライン連絡を受けて,伝令係が広域亜空間内に入ってカイジに伝えるというスムーズな連絡網を敷いている。
広域亜空間内のカイジはその送られた写真を見た。しかも,その後の連絡で,多留真たちが東北新幹線に乗ることが判明した。
カイジ「新幹線に乗るのだから,かなり遠距離だろう。となると,,,まさか,われわれの『発光繊維』のオークション? いや,そんなの興味ないはずだ。別の目的だろう。でも,,,」
カイジは,さらに,多留真が従えている女性たちに眼をやった。まな美の隣にいる女性だけは不明だが,クララ,まな美,さらに五影や二影もいる。しかも,二影は赤ちゃんを抱いている。
カイジの存在は微妙だ。魔体の銀次がまな美を犯したので,多留真にとってカイジ(銀次)は間男になる。かつ,まな美が水香を生んで,水香がカイジ(銀次)を生んだので,カイジはまな美の孫に当たる。かつ,二影が抱いている赤ちゃんの父親は生前の銀次だ。
もう,どうなっているのか,カイジでも頭痛がしてしまう。
カイジは,急遽,幽鬼に多留真たちがどの新幹線に乗るのかを特定して,その新幹線に乗るように指示した。
この命令を受けて,幽鬼はユズハに連絡した。
幽鬼「ユズハさま。カイジさまから,多留真たちが乗る新幹線と同じ便に乗るように指示がありました」
ユズハ「え? どこに着くかもわからないのよ。仙台じゃなかったらどうするの?」
そんなこと言われても,幽鬼は困ってしまう。
幽鬼「いっそ多留真さんに直接聞いたらいいんじゃないですか?」
ユズハ「そうね,,,でも,目的地の確認は後にしましょう。まずは同じ新幹線に乗りましょう」
幽鬼「それはいいのですが,自由席が空いていますかね?」
ユズハ「すべてお金で解決できるのよ。多留真たちの乗る車両の隣に乗るわよ。指定席が空いてなかったら,適当に若くて貧乏そうな客にお金を渡して自由席に移動してもらえばいいのよ」
幽鬼「なるほど,,,」
幽鬼は,そういう発想ができなかった。
かくして,幽鬼たちは,多留真たちと同じ新幹線に乗った。多留真たちの席は,贅沢な10両目のグランクラスだ。そこで,ユズハたちは,その隣のグリーン席にした。
グリーン席はガラガラだった。車掌が切符を点検に来たので,追加料金を支払った。
ユズハは,早速,多留真との面談を成功させるべく動いた。
彼女は,幽鬼にメモを書かせた。そのメモの字体は,なんともミミズの走ったようなものだ。でも,ユズハは現代の文字に疎い。まあ,でも,しょうがない。このメモで妥協することにした。
10両目の入り口で完全武装している護衛隊員にメモを渡した。
メモを渡したのはユズハだ。顔は変えていない。似た顔の人物など,よくあることだ。
ユズハ「すいません。このメモを多留真課長に渡していただけますか? とっても大事な用件です」
護衛隊員「あなたは誰ですか?」
ユズハ「わたし,多留真さんの愛人です」
護衛隊員「はあ?」
ここで,ユズハは,2名いる護衛隊員たちに,5万円ずつ渡した。
ユズハ「これ,少ないけど,お茶代です。取っておいてください。決して賄賂ではありませんよ。あなたたちは,ぜんぜん賄賂する権利なんてないんでしょう?」
まあ,確かに護衛隊員に賄賂を送るなんて聞いたこともない。でも,やはり警察官だ。お金の受け取りは拒否された。
護衛隊員「でも,メモを渡すに際して,あなたの身分証も一緒に提示させてください」
ユズハ「身分証ですか,,,分かりました。ですが,その身分証は,多留真課長だけに見せてください」
護衛隊員「了解です。わたしは見ないようにします」
ユズハは,『舞川瑠璃子』の身分証を取りだして,それを伏せて,護衛隊員に渡した。
その護衛隊員は多留真課長のところに来て,メモと身分証を渡した。
護衛隊長「多留真課長の愛人と名乗る11歳か12歳くらいの少女が,このメモと身分証を持ってきました」
多留真「はあ? 愛人? 」
多留真は,メモと身分証を見た。その身分証に記載された名前は『舞川瑠璃子』だった。
多留真はギクッとした。でも,どうやら強行手段には出てきていないようだ。次にメモを見た。ミミズを張ったような文字だ。でも,内容は読み取れた。
♦ーー♦
多留真さん
あなたたち一行の新幹線の停車駅はどこですか? もし,仙台なら,目的地はどこですか? 教えてください。メモの返事で送り返してもいいですし,直接,会って,お話を伺ってもいいです。わたしは,多留真さんには,今後以降,直接危害を加えることはありません。安心してください。
♦ーー♦
多留真は,直接会うことにした。クララや五影に,敵をしっかりと見てもらういい機会だ。多留真がこのように判断できるのも,一度,舞川瑠璃子を尋問したことがあるからだ。多留真としては『舞川瑠璃子』の性格をある程度理解しているつもりだ。
多留真「では,彼女をここに連れてきてください」
護衛隊員「分かりました」
護衛隊員はドアに向かった。
急遽,車掌に連絡して,前側の座席を180度回転させてもらった。実は,こんなことはできない決まりだ。でも,事前に,このような事態も想定して,まな美が鉄道の管理部門に連絡して,できるようにアレンジしていた。
前代未聞のグランドクラスでの対面の会談場所が準備された。
多留真とクララが隣に座り,向かい側の席の『舞川瑠璃子』ならぬユズハが座った。
ひとり座席には,五影と赤ちゃんを抱いた二影が座った。ちなみに,二影は魔法服を着ておらず,一般人としての参加だ。この会談の場に参加する資格はないのだが,興味本位でユズハと同じ並びのひとり席側に座った。
多留真がユズハに挨拶した。
多留真「舞川瑠璃子さんは,死んだのではなかったのかね?」
ユズハ「この国の身分証は,これしかないので,使わせていただきました。今のわたしは,舞川瑠璃子の双子の姉,舞川瑠美子ということにしています。この身分では,まだ犯罪は発覚していません」
多留真「ほう? 完全犯罪でも行ったのかな?」
ユズハ「いえいえ,冗談です。さて,本題に入っていいでしょうか?」
多留真「ああ,構わん」
ユズハは,ニコッとして言葉を続けた。
ユズハ「では,お聞きします。多留真さんは,どの駅で降りるのですか?」
多留真「仙台だ」
ユズハ「仙台ですか,,,わたしたちと同じですね」
多留真「ほう? 舞川瑠美子さんも仙台なんですか?」
ユズハ「はい。そうなんです。それで,多留真さんは,仙台のどこに行くんですか?」
多留真「ほう? また,誰かに暗殺でも依頼するのかな?」
ユズハ「え? 何のことでしょう? よく分かりませんけど?」
ユズハはとぼけた。
多留真は,ひと息ついてから言葉を続けた。
多留真「京子,ちょっとここに来てくれ」
そう呼ばれて,京子が後ろ座席から移動して,多留真とユズハが見える位置に移動した。
ユズハはチラッと京子をみた。
ユズハ「へえ,京子さん,すごい寿命を持っていますね。ちょっとやそっと殺そうとしても,まず,死ぬようなタマじゃないですね。
京子さん,,,あなた,,,みかけの年齢じゃないですね。50歳? いや,100歳か? いやいや,それ以上か?」
この言葉に,京子は下を向いた。
京子「・・・,女性に年齢を曝くのはマナー違反です。失礼します」
京子は,軽くお辞儀して,自分の席に戻った。
ユズハ「あらら? ごめんなさい。そうでした。わたし,まだ,この世界の常識,知らなくて,,,京子さん,ごめんなさい」
後ろの席から京子が返事した。
京子「いいえ,いいんです」
京子は,まだ自分の素状をバラしたくない。だって家なし子だ。それに,幸いにして,多留真は自分を犯すようなことはしない。それって,多留真の寿命を奪わなくていい。こんな理想に近い環境をそう簡単に失いたくない。
多留真「コホン!コホン! 実は,わたしは仁儀華組の暗殺者に狙撃された。京子は,わたしを庇って瀕死の重傷を負ってしまった。まだ体内に弾丸が2発残っている。この仙台旅行は京子への報償旅行みたいなものだ。
さて,,,その暗殺者に依頼したのは,一体誰なのかな? 舞川瑠美子という少女が仁儀華組を訪問したという事実はすでに把握しているのだが?」
そこまで云って,多留真はユズハの顔をジロッと見た。
ユズハ「・・・」
ユズハは,コホンコホンと咳を数回した。ユズハは,自分の手を背にして,術の展開を見えないようにして亜空間を開き,そこからS級精力丹の入った瓶を取りだした。この月本国には存在しない超級レベルの滋養強壮剤のような薬だ。
その薬を多留真に渡した。
ユズハ「京子さんは大きな不幸に遭われたのですね。その瓶には,S級精力丹という薬が入っています。京子さんに飲ませていただけますか? 体が完全に治癒されると思いますよ」
多留真はそれを受け取りながら,皮肉を言った。
多留真「舞川瑠美子さん,この薬は京子への贖罪のつもりなのかな?」
ユズハ「贖罪? いえ,単に,京子さんの健康を祈ってのことですよ。変な誤解をしないでください」
多留真「実は,わたしも銃弾を受けて,肋骨が折れているんです。この薬,一粒,わたしが呑んでいいかな? この薬の効能を把握したい」
ユズハ「あっ,そうなんですね? 瓶には5粒入っていますから,1粒くらいいいですよ」
多留真「そうか。では,後で呑ませてもらおう。では,この薬を頂いたことで,暗殺者の件,これ以上の追求は止めておこう」
ユズハはニコッとした。
ユズハ「では,そろそろ情報交換を初めていいですか?」
多留真「よかろう。わたしは,仙台の行き先を教える。その代わり,2つ約束をしてほしい」
ユズハ「その約束とは?」
多留真「ひとつ目は,暗殺者をけしかけることはしないこと。2つ目は,舞川瑠美子,あなたの素状を提供すること。どこで生まれのか,どんな能力があるのかなどだ。どうだ? 悪い条件ではないだろう?」
ユズハは,ちょっと考えた。
ユズハ「ふ~ん。勝手に情報を伝えたら,ご主人さまに怒られてしまうからね~ ちょっと待ってね~ 今,電話するからね~」
ユズハは,カイジの秘書に連絡した。その後,カイジから返事があった。
ユズハ「ご主人さまから連絡が入りました。その取り引きはなしです。多留真さんの行き場所は,別途,うちの仲間が追跡するので,教えてもらう必要はないそうです。あっ,それと,個人的に,京子さんが大変な目にあったようなので,わたしの能力の情報は教えてあげましょう」
多留真「ほう? 少しは良心が痛むのかな?」
ユズハ「多留真さま。もう暗殺者の件で,嫌味を云うのは止めていただけますか? 話が先に進みませんので」
多留真「ふん! まあいい。では,その能力,云ってみなさい」
ユズハ「わたし,,,機関銃の弾を,完璧ではありませんが,ある程度阻止できます。それと,顔の変身も少し出来ます。それと,空を飛べます。それくらいかな?」
この説明に,多留真が苦い顔をした。
多留真「そんな能力,もう知っている! ほかに何かないのか?」
ユズハ「これ以上は,な~いしょ!」
ここで,クララが質問した。
クララ「あの,,,あなたからは魔力の波動を感じないのですが,魔法は使えないのに,空を飛べるのですか?」
ユズハ「あっ,そうですね。それ,『気力』なんです。気力を魔法のようにして活用する術が使えます」
クララ「え? 気力でそこまで出来るんですか?」
その質問に,ユズハはちょっと得意になって解説することにした。
ユズハ「遥か昔,魔法なんてなかったんです。気力しかなかったんです。でも,この気力の技術,つまり,気法術は,別世界から入って来た魔法と同等の性能,いや,それ以上に優れた技術だったんです。
でも,その後,気含石や濃獣石を活用する『気法術による文明開花』が始まって,気力を自分で生み出す必要性が低くなったんです。でも,数千年後に,気含石や濃獣石が枯渇してしまって,気力が使えなくなんたんです。気法術の暗黒時代がやってきました。かつて栄えた気力術が途絶えてしまったんです,とても残念なことです」
多留真は,どこの世界のことを云っているのかよく分からなかった。
多留真「それって,どこか別世界の歴史なのか?」
ユズハ「え? この月本国の歴史ですよ。こちらの暦で云うと,紀元前3000年くらい前でしょうか?」
多留真「へえ,そうなんですか。なんか見てきたようなウソを云いますね」
ユズハ「ふふふ。ウソですか,,,信じる信じないは自由です。わたしの使う術は,かつての失われた気力術なんです」
ユズハは,これ以上ここにいると,さらにベラベラ情報を提供してしまって,敵に要らぬ情報を与えてしまうと思った。
ユズハ「さて,この辺にしておきましょうか。 もし縁があれば仙台のどこかで会いましょう。これで失礼します」
ユズハは,ペコリと頭を下げて去った。
ユズハが去った後,クララがコメントした。
クララ「あの舞川瑠美子って子,オーラの変化がまったくなかったわ」
多留真「それってどういう意味だ?」
クララ「ウソの兆候がまったく見られなかったの」
多留真「じゃあ,あの
クララ「はるか昔のことですから,確認のしようがないんですけど。でも,魔力の波動がなかったのも事実。それに,機関銃をも阻止する防御力,さらに飛行術,,,あながちウソじゃないと思いますよ」
多留真「ウソかホントかは,今はどうでもいい。クララ,お前,あの舞川瑠美子と戦って勝てるか?」
クララ「何度か戦わないと相手の実力は分からないものです。オーラだけで判断なんて出来ません。でも,魔力ベストの魔力が充分であれば,そこそこ善戦するとは思いますけど」
ここで,多留真が小声でクララに耳元で尋ねた。
多留真「そうか。ところで,京子が100歳を超えるって,本当だと思うか?」
クララ「わたし,オーラで年齢まで判定できないです。でも,生命力がすごいのだけは分かります。あれほどの生命力がある人間なんて見たことないです。いくら殺そうとしたって,そう簡単に死ぬようなことはないでしょう。京子さん,,,普通の人間でないのは間違いないと思います」
多留真「そうか,,,しばらくは様子見かな?」
多留真は,ユズハからもらったS級精力丹を一粒呑んだ。
ゴゴゴーー!!
体から漲るほどに,精力が蘇った。どんな病気でも一発で治るほどの感覚を覚えた。
多留真「なんと,,,これほどのものか??」
多留真は,残りのS級精力丹を京子に渡した。
多留真「京子,今,一粒呑んでみろ! びっくりするぞ!」
京子「え? はい! 呑ませていただきます」
京子は一粒呑んだ。
果たして,多留真同様に,体中から精力が漲るほどに蘇った。だが,それだけではない。体内に残った2発の弾が,撃たれた場所から,皮膚を貫いて表面に出て来てしまった。
京子「え? 弾が,,,体から出てきてしまいました?!」
京子の隣に座っているまな美も,飛び出た弾を見てびっくりした。
・・・
そんなことがあったものの,その後,順調に推移して仙台駅に到着した。
ーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。