灯花の優しさが異能覚醒と社会の恐怖に直結する構成が切なく、日常から絶望へ転がり落ちる導入として非常に惹き込まれました。
読んでいて灯花の苦しさがあまりにも重くて、何度も胸が締めつけられた。助けたい一心で人を救っただけなのに、日常も友達も失っていく展開がつらい。それだけに春先生が差し伸べた手の温かさが強く心に残る。傷だらけの子どもたちがこれからどんな青春を取り戻していくのか、気になります。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(253文字)
異能に目覚めた瞬間から、灯花の日常が崩壊していく流れがかなり容赦なくて引き込まれました。特に「善意で人を救ったはずなのに社会から怪物扱いされる」構図が重く、読んでいて胸が痛いです。愛奈と葉月との決裂もリアルで、灯花自身も傷つきながら相手を傷つけてしまう描写が印象的でした。終盤、復讐へ傾いていく感情の積み上げに説得力があります。