これは、大厄災により世界が滅んだ10年後の世界。身体に英雄因子というチップを埋め込み、それにより得た異能力で闘う英雄機関のヒーロー達の物語。
このお話の魅力は個性溢れるキャラクター達の存在。
しっかりしたキャラクター設定があって、キャラクターの思いが、動きが細やかに文字で綴られています。
ノリとテンションで闘う男ノーマ。とっても強くて格好いいけど…なんてゆ~かワンパク!でも子供が好きで優しい。
彼の行動は潔く、読んでいて爽快!
他にも突っ込みに回るざるを得ない、皆のまとめ役クロス…周りの環境で突っ込み役になってしまうんだな~…と思います。
きっと皆に無くてはならない人。
兄が敵対するヴィランだが、自分は英雄機関に所属する事を選んだ女子の宋羅ちゃん。
記憶を失った少年、ウツロ君
気になる人物達が物語を盛り上げます。
私は個人的にグリーンイグアナ支部長がとっても気になります。
変態と言われても、まさか自分の事だと思わないチャーミングさ…登場するとテンションが上がります。
本当にそれぞれのキャラクターに個性と魅力がいっぱいで、その描写も凄いですが、闘いの際の動きや技も大迫力!
闘いの際は勢いがあり、時には感情に語り掛け揺さぶる、時には笑いありの絶妙な物語!
愛すべきキャラクターが滅んだ後の世界でどんな思いで、何を選び生きるのか…見届けたい気持ちになります☆
大災厄によって一度滅び、人々が記憶を失った世界。
そこで圧倒的な存在感を放つのが、主人公であり“狂犬ヒーロー”ノーマです。
まずこのキャラ付けが素晴らしいです。
狂気的かと思えば、どこかピュアで根底には優しさを感じるバランスが絶妙。
真面目な秘書官と、支部長との掛け合いもテンポが良く、序盤から一気に引き込まれます。
語られる「価値の無い物に価値を与えるのは人の心」という言葉や、大災厄後の荒廃した世界観など、ストーリーの根底には非常に重厚で温かいドラマが流れています。
爽快なバトル、軽妙なコメディ、そして深みのある世界観と人間ドラマが絶妙なバランスで融合した傑作です。
疾走感のある熱い物語を求めている方に、全力でおすすめします。