普段テレビドラマをあまり見ない私ですが、本作は最近観て面白かった『正直不動産』のような、上質で痛快なお仕事ドラマを観ている感覚で一気に引き込まれました。
舞台は、経営再建のために「屋上遊園地」の閉鎖を迫られた老舗デパート。
社労士の福寿先生は、単なる法的手続きの確認に留まらず、自ら現場へ足を運びます。そして、数字だけでは見えにくい「人の価値」や「回遊率」といった真の資産を見出していく姿がとても鮮やかです。
一番の魅力は、銀行側を感情論(浪花節)ではなく「ロジカルな事実」で説得し、双方が納得できる着地点を探り当てるところ。プロの仕事として見事の一言です。
シリーズ作品ですが、本作からでも全く問題なく読むことができます。スカッとするお仕事モノや、温かいヒューマンドラマが好きな方にぜひおすすめしたい良作シリーズです。