ひとこと紹介は分かる人には分かる?
1984年。日本のHMの第一次ブーム期で、VOWWOWのデビュー、44マグナムがオリコン20位、LOUDNESSが名作『撃剣霊化』で世界進出の足掛かりを作り、アースシェイカーが日本ロック史上に残る名曲「MORE」をリリースします。
しかもブームのピークではなく、大きく日本のHR/HMが飛躍する前年の発展途上期にあたります。
私は当時の状況を直接見た事が無いので、後に雑誌や動画などで知るしかなかったので、羨ましい限りです。
そんな時代にタイムスリップしてしまった主人公らは時折実年齢とのギャップを感じながら、楽しくおかしくバンドマンとして活動を続けていきます。
当時のネタが分かったり分からなかったりで、他の方のコメントを参考にしながらも楽しませてもらっています。
企画参加ありがとうございました。
正直に言うと、私はヘビメタについては古いアメリカのものを少し分かるくらいで、ジャンルとして深く語れるほど詳しくはありません。
それでも、この作品からは「好きなものを好きだと言い切る熱」がしっかり伝わってきました。
ヘヴィメタルという音楽を、ただ格好いいものとして描くだけではなく、
少し面倒くさくて、少し馬鹿馬鹿しくて、でも本人たちにとっては人生そのものだったものとして描いているところがとても良かったです。
欽ちゃんをはじめ、登場人物たちの勢いや空回り方に笑いながらも、
その奥に「どうでもいいと言われるものに救われた人たち」の切実さがあるように感じました。
音楽に詳しい人だけに向けた作品ではなく、
何かを本気で好きだった人なら分かる熱がある作品だと思います。
不格好で、騒がしくて、馬鹿みたいで、
でも、だからこそ眩しい。
この先、彼らがもう一度どんな音を鳴らすのか楽しみです。