無教養なブンヤ的な立場からの感想で恐縮ですが……人知れず宇宙について想いを馳せる主人公、いいですね。我々はこの宇宙に何を刻めば良いのか、というテーマも好きです。
SFらしい理論的な緻密さと、堤防で月を見上げる個人的で静謐な情景描写が対比的に配置されていて、宇宙スケールの話が最後には「今この瞬間をどう生きるか」という極めて身近な問いに収斂していく構造が印象的でした