こちらの作品は、いわゆる受けと攻めが出てきて恋が成就するまでの過程を描く王道BLではありません。
心に傷をおった主人公・和哉が、兄をはじめ複数の登場人物との関わりの中で場を取り戻し、我を取り戻し、持ち前の人たらしさ、愛嬌をみせてくれるストーリーてす。
人たらしといっても、これもいわゆる可愛いやつ、というわけではなく(失礼)、おちゃらけて口が悪い時もあれば自分本位な時も大いにある、血の通った若者として描かれています。
和哉のとっ散らかった関西弁の語りが軽快で、とても好きです。
例えると、アニメではなくドラマで見たい、月9ではなくNHKの夜ドラ、って感じです。
登場人物がみんな人間らしくて最高です。
そんなBL、待ってました!
大学生活が始まった
バイトも始めた
最初はどんくさくて周りに迷惑をかけた
だけど根気よく指導してくれた年上の彼
一緒にいるうちに告白されて
嬉しかった
同性とか関係なく
だけど――――
世間は許してはくれなかった
ただ一緒に居たかっただけなのに
ただ好きになった相手が同性だっただけなのに
俺の心が悲鳴をあげた
俺の心が壊れた
だれか助けて――――‼
人を好きになるのって難しい
誰かを傷つけて
誰かに傷つけられて
でも好きというこの感情は
止められない
だからズルくなる
ねえ、俺だけを見て!
俺はあんただけを見ているから!
まだ子どもの俺は
欲しいものがたくさんある
けれど
大人にならないと
次に進めないことも
知った
これはピュアな心の持ち主の恋のお話し
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