昭和の紙芝居文化を舞台にした、とても味わい深い幻想怪談でした🍬📖
冒頭では、夕暮れの公園や紙芝居屋のおじさんの語りが描かれ、どこか懐かしく温かな気持ちになります🌅✨
お金がなくて後ろから紙芝居を見るしかない主人公の姿も切なく、自然と感情移入してしまいました🥲🍃
そして物語の中心となるべっこう飴がとても印象的です🍬✨
琥珀色に輝く飴は美しく、その甘さが読者の記憶にも残ります🌟🍯
だからこそ終盤で明かされる事実には強い衝撃を受けました😳💥
恐怖を前面に押し出すのではなく、不思議さと寂しさがじわりと広がる語り口が素晴らしいです🌙✨
短編ながら世界観が濃密で、怪談好きにも幻想文学好きにもおすすめしたい作品です📚✨
甘くて少し切なく、そして静かに背筋が寒くなる、美しい怪異譚でした🍬🌙👻✨
とある公園では、紙芝居が行われる。諸事情があり、主人公の「私」はいつも離れたところから紙芝居を聞いていた。
その日も、私は人垣から離れた場所から紙芝居に聞き入っていた。
紙芝居が終了すると、私は後ろ髪を引かれる思いで、その場に残っていた。
すると、ある人が側に近寄ってきて——というお話です。
本作からは、思いやりの精神のようなものを、私は感じました。ですが、それが非常に怖いのです。
相手を怖がらせる意図があったか、どうかはわかりません。けれど、この世ならざるものが、そこには確かに存在しました。そして、主人公に特別なことをしたのです。
これを読んで、私は固く決心しました。他者からの施しは、絶対受けない、と。
背筋がひんやりするような、恐ろしいお話です。ぜひ、ぜひご一読ください!