剣と魔法と信じ込んで異世界転生した主人公が、実は未来ロボ戦争だった世界で必死に足掻く物語。魔法陣で異世界へ召喚されたはずが、目覚めたのは白い医療施設。これまでにない絶望感がいい。
スキル選択で失敗する主人公が最高。商人志望で選んだ「アイテムボックス」「万能言語」「戦闘補助」という組み合わせが、最悪の布陣として機能する緊張感。その上、借金持ちで部隊に入れず、ぼっちで生きるしかない状況が胸熱。
ゲーマーとしての知識だけで、泥臭く這い上がる展開が素晴らしい。何もない状態から信頼を積み直す緊迫感が、物語に吸い込まれさせられます。傑作です。
スローライフを夢見てアイテムボックスを選んだら、そこは弾薬費と修理費に追われるゴリゴリのSF未来戦場でした。この圧倒的な落差から一気に物語の最前線へと引き込まれます。
華やかな魔法やチートスキルで敵をなぎ倒すのではなく、維持費の安い型落ち機体を選び、徹底的に生存と節約を優先する泥臭い戦術がたまらなく魅力的です。
誰も知らない独自のスキルと前世のゲーマー知識をフル活用して、煽ってくる周囲の人間を生存能力の高さで黙らせていく展開に胸が熱くなります。
絶望的な赤字スタートから這い上がる、血の通ったリアルな戦場の空気を味わいたい人に強くおすすめする傑作です。