縁や家族と離れて眠っていた時が過ぎ、
主人公を目覚めさせたのは、献身的で愛らしいオートマタでした。
過酷な自然と尋常ならざるアポカリプス的設定の中にあっても、
作品の空気にはどこか穏やかな静けさすら漂います。
列車を引き返さなければならない、その瞬間が訪れるまでは。
実に説得力のある科学的ロジック。
切迫した展開の合間に交わされる、登場人物(?)たちの面白く温かい掛け合い。
途切れていた縁が繋ぎ直されるように、一つふたつと取り戻していくものが、
冒険や日常、科学、ロマンにまたがって、一つひとつ積み重なっていきます。