短編はあまりレビュー書かないのですが、こちらの作品激推ししたくて二周しました。
一週目は中盤くらいから「ん?」と思うところがあると思います。
二週目になるとひとつひとつの文章をかみしめて「うまいなあ」とうっとりします。
空間の使い方がウェブならでは絶妙で、リオくんのうれしそうな感情の花を咲かせる部分がゾクっとします。
物語の主人公は不明の病に侵されている都ちゃん。
両親に愛されて友達もたくさんいてしあわせなはずの彼女は天使のリオに逢ってからその道は捻じ曲げられた。
「僕を愛してくれたら救うよ」
ひとは弱っていると救いを求めるし、無条件に差し出された手をとってしまう。
なんて優しいひと(いや天使か)なんだろう。
都はただ彼を愛するだけでこの苦しみから解放されるのならば、とその手を取る。
症状は一進一退を繰り返し、リオを愛してもちっとも治らない。
ねえ、わたしは助かるんだよね?
彼は救うと言った。その言葉の意味はーー!?
大好物です。激重執着ヤンデレ天使様と人間愛。
ラストシーンの都の言葉は読者にゆだねるという配慮。私は勿論…を選びました。
執着好きにはたまらない文章です。推します。