異世界ファンタジーに情シス・ネットワーク管理・セキュリティ運用を掛け合わせた発想がとても面白い作品です。魔王軍の危機を、伝説の力ではなくログや設定変更、運用改善で解決していく流れがユニークで、IT用語が分かる人ほどニヤリとできる場面が多いです。とはいえ専門ネタだけに寄りすぎず、魔族たちの反応や掛け合いもコミカルで読みやすいです。異世界もの、業務知識系コメディ、インフラ屋・情シスあるあるが好きな方におすすめです。
「帯域制限で勇者を弱体化させる」という時点で笑ったのに、やってる内容は妙に本格的で、情シス用語とファンタジーが噛み合いまくってるのがずるい。あとレイジの“障害対応慣れしすぎた社会人感”がかなり良いですね。魔王相手にも「要件定義」始めるの、本当に強い。ミナの糸を“最高品質の通信回線”として目を輝かせるシーンもかなり好きでした。