栄枯盛衰。栄えあるものに滅びあるものとして、現世で対比がなされている影がテーマの詩。
太陽があるから影があるのか、生があるから死があるのか。それらはよく対比をテーマとした詩に出没する。
死というゴールがあるせいでもう一方が輝いて見えるのか。私は詩に強く共感する部分があった。
死というのは全てに平等に訪れる。生で築いた財産などは持ち込めない、これはルサンチマン的考えであるが全てに無に帰すというのは、一般的な幸せを掴めていない弱者にとっては救済だ。そのようなものたちには生が影、死か救済とすり変わり、立場が変わる。詩を書くものの視点で互いのもつ側面が変わり、新たな1面を表す、良い詩というのは読み手にまで想像が行き余韻が生まれる。とても面白い詩でした。