とんでもない勢いである。本作は、たたみかけるような『勢い』が魅力的な百合コメディだと私は思った。
主人公の一花ちゃんは、自他共に認める『影の者』である。人見知りであがりやすい、どこにでもいる普通の女の子。クラスのモテモテ美少女にときめく片想いちゃん。
……と思いきや、妙なところで行動力があったり一途だったり。矛盾した生態を内包するおもしれー女である。あがりながら美少女ちゃんにヤンデレじみた部分を見せたり、かと思えば一人で思い悩んで勝手に爆発したり。その勢いは、読者を飽きさせない。
咲いたり枯れたり爆発したり。とんでもなく忙しい百合の花が、ここに咲いている。