やばいです。詳しいことを軽々しく言ってしまうとネタバレになってしまうかもしれないのですが、発想力が本当にすごいです…!
本作には、よくホラー小説に出てくる(モキュメンタリーに多そう)表現が出てきます。ですが、それの使い方が半端ないのです。誇張抜きに。
発想力もさることながら、軽快な文章が作品に緩急をつけていると思いました。文章ではゆったりとした印象を読者に植え付け、そして話の内容では一気に——というのが、本当に上手く作られています。
この作品の肝を考えついた後、ここまで完璧な作品を作り上げた実行力が凄いです。
一応、最後にネタバレにならないように、本作の個人的な見どころを解説すると、『黒』です。
短編なので、電車内や就寝前にするっと読むことができます。
絶対に今すぐ読むべきです。絶対に、絶対に。
ぜひ、ご一読ください!
「私」は出張先で昼食のため喫茶店に入った。
「私」には飲食店に対してこだわりがある。
と同時に、「私」には███な「好奇心」があった──。
いや恐ろしい。この内容が、映画のワンシーンなんかじゃなくてよかったと本気で思います。
こんなの映像作品だったら、口からだか鼻からだか、心臓が飛び出してます。……読んでても危なかったのに。
1800字ほどの作品なのに、主人公のこだわりに「あぁー、ちょっとわかるなぁ」なんて思っていた序盤が恋しいです。
……また読めばいいじゃないかって?
嫌ですよ、また心臓 出ちゃいますもの。
喫茶店の封印とは果たして──。
あなたさまにも好奇心がありますか?
それではどうぞ、いってらっしゃいませ。