天使と悪魔という王道モチーフを、“名前を呼ぶこと”にここまで切なく重い意味を持たせたのがとても印象的でした。特にセラとレイが「分からない」と迷い続ける姿が、人間になったからこその弱さと温かさに繋がっていて良いですね。百年前の悲恋と、現代で少しずつ距離を縮める空気感が美しく、静かなのに強く胸を締めつけられました。雨と図書館の演出も作品世界にぴったりです。