果てしない砂漠の中にぽつんと存在する白いカフェ。その静かな舞台設定だけで、まず強く惹き込まれました。マスターとレイの会話は一見穏やかで軽妙なのに、月、命、妄想、そして拳銃という不穏な要素が少しずつ混ざり、読んでいる側の足元をじわじわ崩してきます。
特に、店主が「お客様をもてなす」ような丁寧さを保ちながら、概要で示される“命を奪い続けてきた使命”へつながっていく構造が魅力的です。正義なのか狂気なのか、自分の意思なのか操られた選択なのか。短い序盤ながら、世界観の謎と倫理の歪みが濃く詰まっています。続きでこのカフェの真実がどう暴かれるのか楽しみです。