ラブコメ好き、集合!
王道って、こういう作品のことを言うんだぜ!
その注目の内容は……。
幼なじみなのに「ナイショ」の顔がある関係性——ヒロインは学区では陽キャアイドルとしての顔をもちます。でも、実はオタク趣味をもっていて、周囲にバレたくないという気持ちを抱えていました。
この感覚、カクヨムユーザーなら誰しも少なからず共感してしまうのではないでしょうか。
一方、主人公のたっ君は、普通に陰キャオタク。
でも、そこに卑下することなく。普通にオタク。
そう、この普通感が良いのです。
だって僕ら、バレたら恥ずかしいって気持ちはあれど。
好きな子とは好きって言えるし、卑下することはないと思うのです。
そんな二人が、仲間達とそれぞれの得意分野を持ち寄り、ひとつのゲームを作り上げていく過程がとにかく良いんです。
異なる才能がかけ合わさっていく高揚感、不器用でもまっすぐぶつかっていく熱量。
アニメ業界や声優、音楽シーンに精通した作者様だからこそ描ける描写のリアリティも圧巻で、細部の説得力が物語全体の熱量をぐっと引き上げています。
そして主人公のたっ君、自分の想いをうまく言葉にできないんですよね。
でも、その不器用さの奥にある優しさに惹かれていくヒロイン達との関係が、青くて眩しい。
たっ君の上手く言葉にできない分だけ、行動から伝わってくるから。何度も揺さぶられちゃう。
まさに青春の凝縮、キング・オブ・ラブコメ。
――この後、抱えた気持ちがどうなるのかは、読んだ人だけのナイショだよ?