日常の中にある「愛」「別れ」「記憶」。
そんなありふれた題材を、少しだけ捻った視点から切り取り、静かな言葉で描いた詩集です。
誰かを愛することは、必ずしも幸福だけを意味しない。
別れは、必ずしも人の死を意味しない。
罪は、必ずしも罪とは言い切れない。
愛は時に鎖となり、別れは未来の葬送となり、何気ない思い出は、失った後にかけがえのないものへと変わっていく。
美しいものの裏側にある痛みと、それでもなお残り続ける温もり。
少し不思議な視点から覗き込む世界には、どこか儚く、それでいて優しい余韻が残ります。