第6話 王の力

「少女よ、手を貸してやろうか?」


───今にも死にそうな彼女と助ける手段の無い彼女たちの様子を見ていた俺は、口が勝手に動いていた。さっきまでケモ耳を見て興奮していた俺だったが、少しずつ頭が冷えてきた。


『なんか先に口走っちゃったけど、俺自分のスペック分からないし無理じゃね?

でも、ここでこの娘を見捨てるのは絶対にダメな気がする』


「…っ貴方なら助けられるの!?」

「お願い!リーちゃんを助けて、、」

「何でもするからお願いします、、!」


〈頼むレイくん!!〉

〈精霊王なんだろ!!〉

〈俺も全財産あげるから!!!〉

〈レイさん!お姉ちゃん達を助けて!!〉



彼女達は藁にもすがる思いで、俺に土下座をして頼み込んできた。

俺は少し悩んだあと先程のことを思い出していた。『精霊たちなら何とかなるかも』そう結論づけた俺は精霊を呼ぶ───



「集え、精霊たちよ!」


俺が精霊達に呼びかけると、どこからともなく光の粒子が集まって来た。


「この娘達に癒しを施してやってくれ」


すると、彼女たち失った腕や目、足などは瞬く間に完治した。だが、一番重症のリリスという少女は別だった。怪我は治ったが少しずつ脈が弱くなってきている。


原因はおそらくさっき彼女たちが言っていた使、それが原因だろう。


『魔力か、、俺は異世界に来てまだ日も浅いどころかついさっきだ。だから、魔力というものは分からないし知らなかった。だが、目の前で精霊たちの使うについては俺は理解できた。』


だから俺は、瀕死の彼女の元に行き───言葉を紡ぐ


「魔力供給」














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