一話一話に関わるテーマが異なります。愛情、友情、優しさ、悲しさ、悔しさ……それらを短く優しい言葉で閉じ込めて素敵な作品に仕上げています。第七話の作品は秀逸。「爪」というささやかな武器をテーマにして、主人公の恋、寂しさや苦しさを表現しています。「爪」が思い出の品になったり、はたまた懺悔の涙になったりとその使い方やお見事で、とても読みごたえがありました。これからどんな曲がどのようにして生まれ変わってゆくのか、その先が気になります。