なかなか重い設定なのに、ベルの明るさと天然っぷりのおかげで驚くほど読みやすいです。
タブレット扱いされるユヅ先輩、ギャルなのに超有能なナナ、優しくてどこか危ういキョウ。それぞれの個性が立っていて、四人の掛け合いだけでもずっと読んでいたくなります。
しかし面白いやり取りの裏では、「ベルが死ぬたびに繰り返される時間」「今回失敗したら終わりかもしれない未来」という重い運命が静かに積み重なっていきます。
特にキョウ視点で描かれる喪失のところは胸を締め付けられました。優しい物語だと思って読んでいたら、いつの間にか登場人物たちの覚悟や苦しさに心を掴まれています。
笑えて、泣けて、続きが気になる。
ベルたちは本当に未来を変えられるのか。そして何度も彼女を救おうとしてきた三人の願いは報われるのか。
気付けば次の話を開いている作品です。