千草の愛情日記 第二話 愛され方を知らない:結婚前夜への応援コメント
前回の「愛を知らない」から、今回は「愛され方を知らない」へ踏み込んできたのが、胸に刺さりました。特に、千草が父から与えられた経験や知識を大切にしながらも、「あれは愛だったのか」と疑わずにはいられないところに、父を慕う気持ちと傷ついた心の両方が見えて切ないです。そして結婚前夜、自分が幸せになれるかではなく「旦那様となる方が不幸にならないように」と願う千草――本編で祥吾が手を取り、抱きしめ、「俺がお前を守りたい」と伝えてきた一つひとつの行動が、ここを知るといっそう深い意味を帯びてきますね。
作者からの返信
千草の自分を捨てきったがゆえの行動や言動を、どう滲み出せるかを考えながら書いていましたが、十分表現できたかどうかは自信のないところです。
今回は、千草の「妻として知りとうございます」という言葉がとても印象的でした。閑話で描かれた「愛を知らない」千草が、祥吾の喜怒哀楽を知ろうと自分から踏み込んでいることに、静かな変化を感じます。また、屋敷神が千草自身もまだ言葉にできていない気持ちをそっと肯定する場面には、温かな余韻がありました。そのうえで最後は、祥吾が屋敷神の“説明するぞ”の一言だけで即座に降参するのが実に鮮やかで、この三人の掛け合いがますます楽しくなってきました。
作者からの返信
屋敷神は、祥吾や千草だけでなく、それ以外とも絡ませられるので、ここから数話は笑いが強くなっています。
第十四話 旦那様、なにをお怒りに? この色ボケじじい !への応援コメント
屋敷神の正体だけでなく、その「そこにいた理由」がまさかそんなものだったとは……思わず吹き出してしまいました。祥吾だけが真相を理解して怒りを爆発させ、千草だけが最後まで「何をそんなに?」という様子なのが、この三者の温度差を絶妙に生み出しています。また、神棚を毎日整え、供え物を欠かさなかった千草を屋敷神が心から称える場面は、彼女の誠実さが報われたようで嬉しくなりました。最後の「この色ボケじじい!」は、ここまで積み重ねてきた祥吾の苦労が一気に噴き出したようで、痛快な締めでした。
作者からの返信
屋敷神は、あまりに便利な存在なので、チートにならないように気を付けています。
そのかわり、笑いに関しては遠慮なく使い倒しております。
第十三話 あなた様が結界を? おまえが元凶かー!への応援コメント
物語が大きく動く節目でしたね。結界の正体が「屋敷神様」だったという種明かしには、なんと、そう繋がるのかと素直に驚かされました。一方で、千草が迷いなく平伏し、祥吾を必死に制する姿には、彼女の教養や信仰心の深さが自然に表れていて印象的です。そして、神様を前にしても最後は「おまえが元凶かー!」と叫んでしまう祥吾には思わず笑ってしまいました。世界の謎が明かされる場面でありながら、この作品らしい軽妙さは少しも失われていませんね。
作者からの返信
屋敷神は、設定だけでなく、掛け合い相手としても重宝しています。
祥吾や千草だけでなく、他の者とも掛け合ってくれますので。
閑話 千草の愛情日記 第一話 愛を知らない:婚約が決まった頃への応援コメント
本編では穏やかでどこか天然に見える千草ですが、その内側にこれほど深い孤独を抱えていたとは……と胸が締め付けられました。「私は愛を知らない」という冒頭の一文が最後まで静かに響き続け、感情を失っていたからこそ、夫婦というものに淡い希望を託していた千草の心情が切実に伝わってきます。そして、ここまで本編を読んできたからこそ、「旦那様のために」という彼女の一つひとつの行動が、教えられた役目だけではなく、自分なりに愛を探そうとしていた歩みだったのだと、あらためて見え方が変わる閑話でした。
作者からの返信
千草の愛情日記はこの作品に入れるべきかを悩んだ話です。今までの軽い雰囲気をその後の話でも保ちたいと考えていたので、同じように書いていけるか、読まれている方が同じ雰囲気で読んでくれるか心配でした。
こんにちは。コメント失礼します。
「言葉を覚える」事の意味。
祥吾が重く受け止めているのが伝わりました。
そして覚悟を問うシーン、
祥吾の想いも、千草の可愛らしさも目に浮かぶようでした。
素敵な夫婦ですね。
作者からの返信
第五十話の感想ありがとうございました。
ここは、十分ではありませんが
この物語がどこへ向かっていくか、
この時点での、二人のお互いの想いを示したつもりでしたので
それをくみ取ってくださり嬉しいです。
編集済
Xから来ました!
同じ作品を添付してくださったので、6話読了時点で追記します。
一貫して、千草の大らかな魅力が描かれていて素敵です!
毒味等、危険を顧みない彼女の描写は、度胸や勇気とはまた一線を画した、千草ならではの感性のようで、もはや軍人の祥吾よりも軍人らしい人物に思えます。
作者からの返信
引き続きお読みいただきありがとうございます。
千草が、父親からたたき込まれている生きるための知識は
生き死にのレベルですので、軍人に劣らないものなのです。
また、千草は中盤以降には印象が大きく変わると思います。
少しずつ伏線も仕込んでいます。
今回は、祥吾の「軍人としてやるべきこと」が、実は千草によってすでに着々と進められていたという展開が実に面白かったです。危険な状況でも、千草は感情だけで動くのではなく、「まず状況を把握する」という父から受け継いだ実践的な姿勢を自然に実行していたのですね。そして、その調査を始めた理由が「旦那様の言われる『孫子』の言葉を思い出したから」というのも素敵でした。祥吾としては立つ瀬がありませんが、最後に「もうそれ以上は言わないで下さい……」となってしまう姿まで含めて、微笑ましく見守りたくなる夫婦です。
作者からの返信
序盤の祥吾が、千草との比較で、思ったより情けない男になっていて、申し訳ないなぁと思いつつ、やはりその方が面白いので、情けなく描いております。
ごめんよ祥吾、後ではそれなりに、かっこよく描いてるから。それなりに……
今回は戦いや異世界よりも、新婚生活の距離感が楽しい一話でした。千草が隙あらば外へ出ようとするたびに、祥吾があらゆる理由をつけて付き添おうとする姿は、本人は真剣なのに傍から見ると少し過保護で、その温度差が思わず笑いを誘います。「あまりにご無体な仕打ちです」という千草の少し拗ねたような物言いも可愛らしく、祥吾が「嫉妬深い夫ではない」と自問する締めまで含めて、この夫婦らしい愛情表現になっていると感じました。
作者からの返信
大正時代の男女の距離感を考えつつ、少しずつ恋愛部分も入れながら、話を進めていっております。
千草の父の人物像が、ますます強烈になってきましたね。「学問とは、まず生きて帰らねば語れぬものだ」という言葉には、研究者でありながら徹底した実践主義を貫く哲学が感じられ、千草の規格外な行動にも一本筋が通っています。一方で、千草の手を思わず握って引き止める祥吾の必死さには、彼女を大切に思う気持ちが自然に表れていて、とても温かい場面でした。そして最後には、夫の威厳がついに「鶏を抱えて結界を突破する軍人」という絵面にまで到達してしまうのが、この作品らしい見事なオチですね。思わず笑ってしまいました。
作者からの返信
オチについては、書いてる最中は、最高と思っていますが、しばらくたつと、無理矢理オチに繋げているのではないかなどと、ほんとに面白いのかという不安が常にあります。
第九話 つぶては父に習いました いや、お父上は学者だよね!への応援コメント
今回は笑いよりも、夫婦がお互いをどう思っているのかが真っ直ぐ伝わってくる一話でした。「俺がそうしたいからだ」という祥吾の言葉は、不器用ながらも飾りがなく、とても胸に残ります。それを受けた千草の反応には、これまで抱えてきた価値観が少し揺れ動くような繊細さが感じられ、二人の距離がまた一歩近づいたように思えました。そして、その空気を「父に礫を習いました」「学者でございました」のやり取りで見事に和らげる締めも、この作品らしい味わいですね。
作者からの返信
この作品はラブコメなのですが、二人の掛け合いや状況の可笑しさを描くのが面白くて、他人からいきなり夫婦になって愛を育んでいく部分が後回しになりがちですが、少しずつ描いていっています。また、「この作品らしい」と言っていただけることも嬉しいです。
今回は一転して、緊張感のある場面がとても映えました。獣を前にした祥吾が迷いなく千草を背にかばい、「俺が引き留める。早く屋敷に戻れ!」と叫ぶ姿には、これまで積み重ねてきた「妻を守る」という信念がしっかり形になっていて胸を打たれます。一方で、千草も咄嗟の判断で獣をひるませ、「旦那様、お逃げ下さい!」と夫を守ろうとするのが、この夫婦らしくて素敵ですね。そして命懸けの場面を乗り越えた直後に、最後は結界に盛大にぶつかって締まるあたり、この作品のシリアスとユーモアの切り替えの巧みさを改めて感じました。
作者からの返信
この回で、初めて魔物との戦闘を描きましたが、試行錯誤で何度か書き直してから投稿しています。シリアスとユーモアを評価していただきほっとしています
これまでの軽妙なやり取りの中に、ぐっと物語が動き出した一話でした。井戸が涸れていたことを一人で抱え、水を探し当てるや否や迷いなく駆け出す千草には、サバイバルの現場で培われた判断力が自然に表れていて、とても格好いいですね。そして、祥吾だけが結界の外へ出られないという新事実には思わず「なんと、そう来るのか」と驚かされました。最後は疾風にまで追い抜かれ、「なぜ、俺だけ出られないんだ!」と頭を抱える祥吾の姿が、この作品らしい切なさとユーモアを同時に生み出していて、とても印象に残りました。
作者からの返信
1話の中で、夫婦の掛け合いや笑いの場面と、異世界という異常事態の緊迫感のバランスをどう取るかが難しく。うまくいっているかは不安なところです。
Xでオススメしていただきありがとうございます。
レビューを進呈いたします。
当選、おめでとー!☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
作者からの返信
レビューありがとうございます!
今回は千草の価値観がますますよく表れていました。「非常事態だから食べられるものは何でも試さねばならない」という発想は、これまでの父との経験に裏打ちされた頼もしさを感じさせます。一方で、祥吾はようやく「夫として頼られる場面だ」と意気込んだ矢先に、「毒味をご一緒していただけないでしょうか」と予想外の方向へ話が進み、最後の「それって、人体実験では?」という締めが実にこの作品らしい軽妙さでした。夫婦の噛み合っているようで少しずれている会話が、読んでいて本当に楽しいですね。
作者からの返信
千草の台詞と内面との一致には、一番気をつかっています。
その分、祥吾が若干ないがしろに扱われているようにみえるかもしれません(笑)
(実は祥吾の方も気を遣ってるんですが)
第五話 旦那様が一番ですわ うーむ、家畜と比べられてもへの応援コメント
今回は祥吾の「威厳遭難中」が存分に発揮されていて、思わず笑ってしまいました。家畜たちにすっかり懐かれている千草には、幼い頃から自然や動物と向き合ってきた積み重ねが感じられ、父との思い出をふと口にする場面には温かな余韻もあります。そして「旦那様が一番ですわ」と希望を抱かせておいて、まさかの順位発表になる流れが見事でした。祥吾は落ち込みながらも、その「一番」がちゃんと入っていること自体に、この夫婦らしい愛情がにじんでいて微笑ましいです。
作者からの返信
祥吾と千草だけでなく、愛馬の疾風や、その他の動物たちも、立派な登場人物として
描くことも心がけています。
編集済
Xから来ました!
夫婦という『単位』であるはずの関係なのに、お互いの行動や思考が噛み合わないのは、現実でもよくあるギャップです。しかし、そのズレをハートフルな喜劇として落とし込みつつ、世界観の設定も同時並行で進んでいます。それに対する読みにくさや不快感もないのは、ふたりの相手を思いやる気持ちを端々に丁寧に描かれているからだと愚行します。
異世界転生モノ(でいいんですかね?)を読んでいてここまでほっこりしたことはいまだかつてなかったです!Excellent!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます!
コメントもいただき感激です。
この二人の醸し出す雰囲気と、異世界の不気味さや脅威をどう両立させていくかが
難しいところです。
「異世界に汚染されているのでは」という祥吾の軍人らしい危機管理意識と、「かわいい変化では」と受け止める千草の感覚のずれが、とても心地よい笑いを生んでいます。そして何より、「どんな魔物になろうとも、旦那様は旦那様ですわ」という一言が素敵でした。天然な返答でありながら、姿が変わっても変わらず寄り添うという揺るぎない愛情が感じられて、この夫婦の絆がぐっと印象深くなった一話だと思います。
作者からの返信
千草の揺るぎなさについても、作品の中で揺らがないように気をつけています
ただ、その本質については、途中で深掘りしています。
今回は千草の人物像がぐっと立体的になりました。動植物学者の父のもとで培った壮絶な経験を、「旦那様のお役に立ててうれしい」と穏やかに語る姿がとても印象的で、あらすじにあった"最強サバイバル妻"という言葉にしっかり説得力が生まれています。そして「精をたっぷりつけていただかないと」という何気ない一言に、祥吾だけが全力で動揺してしまうやり取りも、この夫婦らしい可愛らしい笑いでした。外で炎の龍が暴れているのに、夫婦のすれ違いのほうが大事件になっている構図が実に楽しいですね。
作者からの返信
千草の人物像の描き方は、一番気をつかっています。
今後、自分でも投稿を迷った千草についての話があります。
ある読者の方には、その話(複数)の置く場所をもっと考えた方がいいと言われたこともあります。
新婚夫婦らしい初々しさが、とても微笑ましい一話でした。祥吾は「夫として頼られたい」と真剣に思っているのに、千草はそんな彼を自然に敬い、支えようとしていて、互いの誠実さが伝わってきます。「夜——」で二人そろって赤くなる場面も、この夫婦ならではの可愛らしい間があって思わず頬が緩みました。一方で、外では魔物が結界と争い続けているという状況が変わらず続いているため、穏やかな日常との対比がいっそう印象的です。
作者からの返信
二人の関係が、この作品の柱になっています。
序盤はこの関係を、少しくどいほどと自分でも思うほど描いています
冒頭の、命を賭して妻を守ろうとする祥吾の覚悟が、読者にも一気に緊張感を与えてくれました。それだけに、「昨夜はご満足いただけなかったのでしょうか」という千草の一言で空気が一変する落差が実に楽しく、この作品らしい夫婦の掛け合いがよく表れています。屋敷の外では世界の危機が迫っているのに、朝餉と畑仕事を淡々と気にする千草の大らかさも印象的で、夫婦の日常がどのように異世界へ馴染んでいくのか、期待が膨らむ導入でした。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
夫婦の掛け合いが、書いていて、思ったより楽しく
当初の予定より、長く続いていきますが、
異世界への探索や新しい登場人物も出てきます。
千草さん、可愛い。
肝が据わっていて素敵です。
大正時代の夫婦が異世界に家ごと転生するとはオリジナリティありますね!
泰然自若な妻が、昔の女性のしなやかな強さがあるようで素敵です🥰
第九話 つぶては父に習いました いや、お父上は学者だよね!への応援コメント
企画より遊びに来ました。
9話まで拝読しました!
大正時代の新婚夫婦が異世界に屋敷ごと飛ばされる設定が新鮮で、祥吾さんの真面目すぎる覚悟と、千草さんのマイペースさの噛み合わなさが毎話楽しいです。外は危険な異世界なのに、夫婦の会話だけ妙にほのぼのしている温度差が好きです。千草さん、天然なのに普通に強いところも良いですね。続きも楽しみにしています!
作者からの返信
コメント有り難うございます
コメディは難しくて、独りよがりになっていないか心配だったのですが
感想を聞いて、このまま書き進める自信がつきました
フォローもさせていただきました
これからもよろしくお願いします。
企画からきました。一話、一話が大変に読みやすくよい作品ですね。応援します。頑張ってください。
第二十五話 水です! なんで毎度こうなるんだー!への応援コメント
Xから参りました。
千草さんが可愛すぎます! 混沌とした世界の中、夫婦(+屋敷神と動物たち)のほのぼの感がとても微笑ましく、楽しく読ませていただいております。閑話で徐々に明かされている千草さんの過去も気になります!
素敵な物語を読ませていただきありがとうございます! 続きもじっくり読ませていただきます!
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
新しい登場人物も出てきますので、
引き続きお楽しみいただければ幸いです。