私はてっきり、この作品がシリーズの最初だと思って読み始めていましたorz
途中で「どうやらこの“超低物価の世界”には前の物語があるらしい」と気づいてびっくり。
ただ、実際に読んでいて困ることはほとんどありませんでした。
主人公の千鶴が鶴の精で仙女を目指していること。
ご主人様の竜二が別世界から迷い込んできた人間であること。
そして、一万円が一億円ほどの価値になるという、この世界独特の超低物価設定。
必要な部分はちゃんと作中で分かるようになっているので、私みたいにここから入っても普通に楽しめます。
物語としては、千鶴と竜二が日本各地を旅しながら、景色を見て、ご当地グルメを食べて、毎回わちゃわちゃする旅行ファンタジー。
千鶴がとにかく食いしん坊で、絶景より先に食べ物へ反応することも多いし、竜二も妙なところで余計なことを言うwww
二人の掛け合いがかなり軽快なので、旅行記っぽい作品なのに説明を読んでいる感じがあまりありません。
姨捨の夜景、松本城、只見線、大洗、偕楽園、滝巡り……と実在する場所が次々登場するのも楽しいです。
景色や食べ物の描写もしっかりしているので、読んでいると「そこ行ってみたいな」と思わされます。
そして、この作品ならではなのが「美しい景色を見ることで千鶴が仙女へ近づいていく」という設定。
観光そのものが修行になっているので、
旅、グルメ、ファンタジーがちゃんと一つの目的につながっているんですよね。
超低物価という設定も、ただ物が安くて羨ましい世界というだけではなく、異世界から来た竜二の金銭感覚とのズレが笑いにつながっている。
かなり平和で、基本的には安心して読める作品です。
大事件を連発するというより、
「次はどこへ行くんだろう」
「今度は何を食べるんだろう」
と二人の旅について行くのが楽しいタイプ。
しかも私みたいにシリーズを知らずにここから読んでも楽しめて、あとから「前にもこの世界の話があるの?」と気になってくる。
シリーズものの途中から入ったというより、
同じ世界を舞台にした新しい旅から参加した、という感覚に近かったです。
千鶴と竜二と一緒に、観光して、食べて、笑って。
ちょっと旅行した気分になれる、かなり気楽で温かい旅ファンタジーでした。
知る人ぞ知る超低物価シリーズの長編(おそらく)3作目。
どれも甲乙つけがたい傑作ですが、読んでいる作品が「いや、今回が一番!」と思わせるほど感情移入させられてしまいます。
今作は鶴の精・千鶴ちゃんが、美しい景色を見て仙女になるために、個性的なご主人様と日本酷似のパラレルワールドで珍道中をします。
この価格破壊が起こったパラレルワールドで旅に出るという発想がすでに反則級に斬新ですが、グルメ、コミカル、ラブコメ、涙あり、ハートウォーミングなストーリーが畳みかけるようにしてやってきて、多幸感で満たされます。
それもこれも、作品を通して読者を幸福にしたいという作者の想いから生まれてくるのでしょうね。
ただ、副作用といいますか、解像度の高い描写によって無性に旅に出たくなったり、猛烈にお腹が空いてしまうので、それはどうぞ覚悟しておいてください。
低価格のパラレルワールドで鶴の精の千鶴ちゃんと、引き篭もり気味だけどイケメンご主人様の竜二くん。そして愛らしいけれどツッコミ担当の白フワちゃんによる、笑いあり感動あり、じゃれあいありのハートフルグルメ旅行記です!!!
訪れた場所の詳しく書かれた丁寧な描写には読み手が実際に訪れた感覚になる臨場感と、食事シーンは食欲をソソられてしまう抜群過ぎる飯テロに脱帽です⭐︎
何より見どころなのは、千鶴ちゃんと竜二くんによるじゃれ合い!
竜二くんの愛あるからかいに、ご機嫌斜めになっちゃう千鶴ちゃん。
でも美味しいものに釣られて、機嫌を直しちゃう愛らしさに微笑ましく心がホッコリとします。
癒されたい方には是非ともお勧めしたい作品です!
鶴の精「千鶴」と、そのご主人様である異世界から来た久保竜二、そしてツッコミ役の妖精「白フワちゃん」による旅物語。
千鶴は歴史には興味が薄く、景色や食べ物に夢中になるところは、一緒になって楽しむことができました。
魅力的なのは、実在するスポットがとても丁寧に描がかれているところです。
まさに観光ガイドとファンタジーの融合に成功しており、読みながら訪れたい気持ちになるのは作者様の筆力の高さによるもの。
どんどん読み進めることができるのも魅力的で、コメディ中心の会話に何度もクスッとなりました。
まさに良質な漫才を観ているかのようで、白フワちゃんの絶妙なツッコミには笑わずにはいられません。
今は会津若松など只見線の話を拝読してますが、裏切らない面白さとユーモアが常にあるため、安心して楽しむことができます。
やがて物語は鹿島へ向かうようですが、すでにワクワクしています。
そんなファンタジーの空気も含んだ日本の魅力をぜひご堪能ください。
絶世かわいい美少女の千鶴ちゃんは仙女を目指す鶴の精♪
とっても素直で純情で心が清らかな女の子♪
そんな千鶴ちゃんにはご主人様がいるのです!
元引きこもりのちょっと頼りないお茶目なイケメン!
二人はそれはそれは仲良しでもしかして恋人?
かと思えば千鶴ちゃんをダチョウって言っちゃう!
ちょっと不思議な関係の二人が微笑ましくて楽しくて♪
仙女を目指す千鶴ちゃんのために美しい日本の姿を焼き付けながら♪
各地でいただく飯テロおいしいグルメを次から次に楽しみます♪
旅の終わりは千鶴ちゃんの成長した姿を見れるのでしょうか?
そしたらご主人様ともお別れしちゃう?
でもそれはとても悲しくて寂しい……
ほのぼのイチャイチャしながら♡
少ない所持金でも大金持ちになったパラレルワールドで旅をする!
きっとハッピーエンドな二人の恋の食旅を追いかけてみてください♪♪♪
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超低物価の、ファンタジックな現代日本の世界で、ゆる〜く、絶景とグルメを堪能しながら、旅をしていく物語です。
とくにグルメリポートが、毎回、垂涎もの。拝読していて、お腹がぐぅぐぅ鳴ってしまいそうなほど、筆致がイキイキとしています。
主人公の竜二(引きこもりイケメン)と、真実の姿は美しい仙女、ふだんの姿はでっかい鶴……? のヒロイン千鶴は、恋人同士? ちょっと曖昧な関係ながらも、イチャイチャしながら旅をします。
そのイチャイチャは、甘いというより、ほのぼの。
竜二が口が悪く、千鶴をからかって、千鶴が怒って、翼でバサバサ〜! とチョップ!
でも、美味しいご飯とか、珍しいローカル電車に乗ろうよ、とか誘われると、すぐに気を良くして許しちゃう。
ちょろくて可愛い仙女(見た目でかい鳥)なんです。
竜二の、千鶴を見る目も優しく、口は悪いんですが、行動のはしばしに、千鶴を思いやる紳士的な行動があります。
ただのイチャイチャやんけ……! とツッコミたくなる事多数。大丈夫。ツッコミ役に、かわいい神の使い? 万能な白フワちゃんが、旅のお供でいてくれますから。
リラックスした気分で、楽しく、グルメ旅行を楽しみましょう!
旅先で地元の料理を食べるということは何かと思い出に残るものだと思う。東京に行けばもんじゃ焼きが鉄板の上でジュウジュウ言うのを眺め、大阪では串カツのタレ加減をミスって二度漬け禁止のルールの紙を憎らしげに睨みつける。食にはその土地の記憶が宿っているし、それを食べることはその土地を楽しむことと同意だ。
そして、そんな楽しみを味わうのは人間だけではない。本作の主人公、仙女であり鶴(?)でもある女の子、千鶴ちゃんは各地を旅しながら観光地を巡り、そして郷土料理を食らう。蕎麦やラーメンのグルメを味わい、相棒の暴走に夫婦漫才を繰り広げ、絶景に感嘆するその姿は、我々に旅行の楽しさを伝えてくれる。
仙女を目指し、グルメを食べまくる千鶴ちゃん。果たして、彼女の往く道の先に待つものとは……?
信州の絶景やご当地グルメを楽しみながら、鶴の精・千鶴ちゃんが少しずつ仙女へ近づいていく、にぎやかな旅物語です。
一緒に旅をするのは、超低物価の世界に迷い込んだ青年・竜二。
夜景、車窓、名所、ご当地グルメ。
その土地にある景色や味わいが丁寧に描かれていて、自分も旅をしている気分になります。
そんなリアルな旅先の描写が一番の魅力です!
(近況ノートの画像も物語とあわせて楽しめるのが楽しみのひとつです。)
そして、千鶴ちゃんと竜二の掛け合い(たまにイチャイチャ?)がとても楽しいです。
竜二が余計なことを言い、千鶴ちゃんが怒り、白フワちゃんが横から突っ込む。
この三人が、観光やグルメの合間に自然とほんわか笑わせてくれます。
超低物価ワールドのシリーズを知っている方なら、白フワちゃんの登場に思わずにっこりするはず。(可愛いんですよねぇ)
もちろん本作から読んでも問題なく楽しめます♪
観光、グルメ、ラブコメ風のやり取り、ちょっと不思議なファンタジー要素。
その全部が楽しくまとまっていて、気軽に読める一作です。
にぎやかな旅路、ぜひのぞいてみてください。