エーリヒが出会った少女リリエとヨハンという男。
ヨハンはリリエの「可哀想」を食べる種族で、彼女が不幸になると飢えが満たされるのだという。
懇願され、リリエの意思に従って彼女を可哀想にした3日間、エーリヒの中には今までと違う感情がもたらされた。
リリエと過ごす間のエーリヒの感情の動きは、己の中にもあるであろう薄暗いそれを覗かれるような、居心地の悪さがあります。
ですが、作品の肝としてこの居心地の悪さは絶対に必要な物だったと思います。
最後まで読み切った時、さらに暗いところに突き落とされる感覚に陥る優良なサイコホラーでした。拝読できてよかったです。